「マイカーのようにスムーズに走れてますよー」と旅のお供・キッチンカーを運転する速水。「このまま乗って帰っちゃおうかな~」と初っ端から今回も絶好調。
今回の旅の目的地は、東京から車でおよそ2時間。茨城県との県境に位置する千葉県香取市。
実は千葉県、マッシュルーム出荷量日本一だという。早速、依頼者の元へ行き、速水はマッシュルームが栽培されているという部屋へと案内してもらう。扉が開いた瞬間「わぁー!見せないよ、ウソウソ。すごいよコレ!」とカメラとも遊ぶはしゃぎっぷり。
今回の依頼者芳源マッシュルームさんのこだわりは、培地。5週間かけて藁を発酵させ細かい水分調整を行うことで、同じサイズでも他のものより肉厚でずっしりしたものが出来るという。そんな中、速水はひと際大きい「ジャンボマッシュルーム」を見つける。このジャンボサイズ、100個に1個の確率でしか出来ないのだとか。しかし、さらにその上「ギガマッシュルーム」があるという!なんとそちらは世界的にも珍しく1万個に1個しか出来ない!速水も聞いたことがないというギガサイズは、一見の価値あり。
速水にとって人生初ホワイトマッシュルーム収穫。「初めて採りました!見て、このマッシュルーム笑ってない?ここが目で、ここが鼻、口…」と調理前からマッシュルーム愛が止まらない。パカッと二つに割き、生で試食してみる。普通サイズでもピンク色のひだがぎっしり詰まっていて、甘みもあり香りがガツンと来るという。では、ジャンボマッシュルームはどんなお味なのか!?ワインを乾杯するかのように農家さんとマッシュルームを交わし食べてみる速水。「またちょっと味が違う!いろいろ想像が膨らみますね」と、もうすでに新レシピは頭の中にあるようだ
「それでは皆さん、お付き合いください!」と決め台詞で調理スタート!今回改めて千葉の魅力を知った速水。一つの食材なのに大小様々あるこの子たち(マッシュルームのことを愛を持って擬人化している!)をシンプルに調理してあげるのがいいかなと、サイズ差を生かしたシンプルハンバーガーにする。
「マッシュルームバーガー」レシピ
今回、速水はマッシュルームをソース、厚切りソテー、素揚げと3つの姿に変身させた。
早速、依頼者に召し上がっていただく。豪華なハンバーガーが目の前に用意されるも、やはり最初に手を伸ばしたのはシンプルな付け合わせの素揚げマッシュルーム。「まず、これがいいなって思って。レアめですね。さすがマッシュルームのことをよくご存じで」と揚げ具合、火の通りも絶品のようだ。次に、ハンバーガーに挟んであるジャンボマッシュルームも食べてみる。「間違いないですね」と依頼者から大満足の笑みが飛び出した。
愛情のこもった食材をいただいて、いかにわかりやすくシンプルに調理してあげるかが大事だと改めて気づいたという速水。次の食材との出会いもわくわくしている様子だ。