リラックスした表情でキッチンカー運転する速水。満開の桜を横目に「それでは皆さんいってきます!」と番組はスタート。
目的地は伊豆半島北部に位置する伊豆の国市。早速、そこで牧場と精肉店を営んでいるという依頼者小川さんの元に訪れる。今回は番組初!お肉を使ったオリジナルレシピの依頼。小川さんが飼育しているのは年間120頭しかとれない伊豆牛。ほとんど伊豆地域でしか流通しないことから一部では幻の牛と呼ばれている。早速、伊豆牛のおいしさの秘密であるエサについて聞くも、独自改良を重ね企業秘密ということで教えてはもらえなかった。そこでお店のローストビーフとメンチカツをいただいてみることに。ローストビーフを見ただけでテンションが上がった速水は、「箸上げもやっちゃうよー」とローストビーフを箸で持ち上げ、カメラの前でストップさせる「箸上げ」もお手の物。肝心のお味は「お肉をしっかり味わえるローストビーフだ」と大絶賛だった。こんなに美味しい牛肉の秘密を何とか聞き出したい速水。企業秘密だというエサについてもう一度聞くも「それはちょっとぉ」とやはり聞き出せなかった。ボケを重ねるオチャメな速水と生産者の方々とのやり取りも毎回魅力だ。続いて伊豆牛100%のメンチカツをいただく。ここで速水は伊豆牛がキャベツに負けない甘みのお肉であると再確認した。そこで今回は、脂肪は少なく赤身の味が強いという小川さん一押しの部位ランプを使わせていただくことになった。
続いて、道の駅に移動しお肉に合う食材探し。静岡の豊かな食材の数々に「どうすっかなー!」と考え込む姿に速水の本気度が見える。購入したのはワサビと黒米。速水のレシピも固まったようだ。
今回は「茶漬けにする」と速水が言うと、スタッフも「茶漬け…?」と幻の牛で茶漬けを作ることにピンとこない様子。しかし、速水は自信満々だ。「それでは皆さん、お付き合いのほどお願いします!」と決め台詞で調理スタート!
牛かつ茶漬け
依頼者小川さんに食していただく。「うまいっすね――!」と笑顔が溢れる。細切りワサビが効いているという。次に、だし汁をかけてみる。「お――!全然ちがう!」と、だし汁の効果でさらさら食べられると完食だった。そして、「生産者は普段自分の育てたお肉がどのように調理され、売られているのか見えないので、こうやって目の前で見せていただけて本当に良かったです。」という生産者の言葉に速水もしみじみ喜んでいた。
「オレ、嬉しそうじゃない?」と本当にほっとした様子の速水。「今回は、健康的な赤身のお肉と健康的な黒米で健康めし。いいものが出来た」と本人も納得の出来栄えだったようだ。