2022124(日) 放送

速水もこみちが食材を求めて向かったのは番組初上陸となる九州!自治体からの依頼で、熊本県・八代市名産のミニトマトを使ったオリジナルレシピを考案する。八代の田畑を抜ける街道をキッチンカーで行く速水。「僕はイタリア生まれなので、トマトは自分の血液みたいなものだと思っています(笑)」とジョークを交えつつ「トマトは生食はもちろんのこと、焼いてもいいですし、ソースにも、そしてスイーツにもなる…とても魅力的な食材ですよ」と期待をふくらませる。

まずは生産者の宮島さん夫妻がミニトマトを栽培するハウスへ。今の季節に栽培されているのは冬トマト。宮島さんによれば、「トマトの旬は夏ですが、八代市では温暖な気候を利用して、冬でもミニトマトを育てています。熟すまでに時間をかけるので、旨みがギュッと増していくので美味しいんです」という。採れたての赤色と黄色のミニトマトを試食した速水は「程よい噛みごたえで、甘みが強く酸味も心地良いですね。黄色のミニトマトは味が全く違う!爽やかな甘さで果物に近い」と風味の差に驚くほどだ。

頂いたのは赤と黄色のミニトマト。速水はカラフルなトマトを頬張りながら「これはキッチンカーを運転しながらつまんじゃうよね!料理するときになくなっちゃうかも!?」とその美味しさを実感。「赤と黄色のトマトを組み合わせて使いたいですね」とレシピの構想を練り始めた。

買い出しで向かったのは『八代よかとこ物産館』。「魅力的な食材がいっぱいありますね」と店内を見渡すと、セロリを手にして「トマトとの相性が抜群なんですよ」とニヤリ。地産の食材を物色しナスなどミニトマトに合わせる食材を選んでいく。

その後、キッチンカーに乗り込んだ速水が向かったのは、ショッピングセンターにある『いぐさ館』。「八代についていろいろと調べてみたら、いぐさが特産品なんですよね」と、生産量日本一を誇る八代名産のいぐさに興味津々。今でも伝統的な泥染めで畳が作られている八代市。脱臭効果もあるいぐさの畳やランチョンマットなどを見ながら、速水は「古くから伝わるいぐさの魅力を感じますよ。(こうした伝統品の魅力を)日本人として意識していきたいですね」と語る。

ミニトマトを使って作る「頂グルメ」(いただきグルメ)は、『トマトのパスタ』!「ミニトマトの旨みを生かした王道のパスタを作ります!」とメイン料理と、自宅でも簡単に作れるサブメニュー2品のオリジナルレシピが完成したようだ。「それではみなさん、お付き合いのほう、お願いします!」と、まずはミニトマトの旨みを存分に引き出すパスタソース作りを開始する!

赤と黄色のミニトマト両方を使い、深い味わいの『トマトのパスタ』が完成!試食には宮島さん夫妻と、依頼者で八代市役所の友田さんが参加した。「ミニトマトのパスタってあまり食べたことがなかったので楽しみです」と話していた宮島さんは、一口食べると「すごく濃厚で深い味わいのソースですね!」と大満足!妻のあゆみさんも「トマトの皮まで美味しい!」と大喜びだ。『ミニトマトのコンポート風』は、宮島さんご夫妻も「これは、スイーツですね!ミニトマトだと思えない美味しさです!」と、その爽やかな甘味の味わいに驚きを隠せない。地産のトマトをふんだんに使った速水流の『ハヤシライス』には、「私が知っているハヤシライスじゃないです!」と宮島さんも感激するばかりだ。

「ミニトマトは生食だけではなく、こんなにも美味しい料理になるんだと驚きましたし、すごく勉強になりました」と大満足の宮島さん。そんな反応を嬉しそうに見つめていた速水は「トマトという食材はいろんな広がりがあって、逆にレシピを教えてもらえるような食材なんです。今日も宮島さんのミニトマトからたくさんのアドバイスをいただけました」とオリジナルレシピに手応えを感じているようだった。