Story
ストーリー
第1話
「音楽には、たくさんの“神”がいるー。」
高校2年生の十倉凜(柏木ひなた)の夢は、音楽で“神”になること。楽器は弾けないが、デスクトップミュージック(DTM)なら自分にもチャンスがあると信じ、日々曲作りに励んでいる。
凜を取り巻くのは、親友の大宮やえ子(安本彩花)、凜が思いを寄せる男子生徒・澤田正樹(板垣瑞生)とも親しい派手なダンス部女子の橘梓(真山りか)、有名音楽フェスで最終選考に残っている軽音楽部の藤原ルミ(星名美怜)、クラスで一番の変わり者で秀才の笠原遥(小林歌穂)。また、人気モデルの永莉テイラー(中山莉子)とも街中でばったり遭遇。めまぐるしい日々の中、凜は正樹に誘われウキウキとルミの最終公開審査のライブへと出かけていくが、そこで大事件が勃発!凜はどん底へと突き落とされる!?
第2話
十倉凜(柏木ひなた)は笠原遥(小林歌穂)から突然、音楽活動をプロデュースさせてほしいと申し込まれる。遥は音楽には疎いものの、優れた分析力で凜の問題点を鋭く指摘。熱意を示すが、凜は図星と意表の両方をつかれ、風変わりな遥の言葉を素直に受け取ることができない。大宮やえ子(安本彩花)の、「凜ちゃんの音楽に初めて興味を持ってくれた人だよ」との説得も甲斐なく、凜は遥と距離を置くことにする。
DTMに必要なのは高額な機材。凜は、憧れの澤田正樹(板垣瑞生)に才能を認められるという乙女的妄想をバネに、苦手なバイトにも挑むがすぐ挫折。音楽フェスでの事件以来、藤原ルミ(星名美怜)との関係もギクシャクしたままだ。そんな凜の前に再び遥が登場!「クリエイターは作ることに専念すべき」と、凜をある場所へと連れていく…。
第3話
ユニット名“神ちゅーんず”の提案者、大宮やえ子(安本彩花)は早速オリジナルグッズの製作を開始。十倉凜(柏木ひなた)はやえ子の気の早さに呆れる一方で、人気モデルの永莉テイラー(中山莉子)をメンバーに加えるという笠原遥(小林歌穂)の戦略に従い、永莉を口説き落とすための曲作りに精を出す。しかし、自称“意識ポンコツ系女子”の凜に、おしゃれでかっこいい帰国子女の永莉の好みが分かるはずもなく…。
行き詰まった凜は、永莉への直談判を強行。すると、あっさりオッケーが出る。喜ぶ“神ちゅーんず”の3人。ところが、永莉には凜たちの知らない素顔があり…!?
その後、永莉の人気を急降下させる出来事が発生!遥は永莉の起用を白紙に戻すとの決断を下す。しかし、そのプロデューサー判断に凜が真っ向から異議を唱える!!
第4話
「鬼のようなダサさ」と、自作の歌詞を笠原遥(小林歌穂)と永莉テイラー(中山莉子)から否定された十倉凜(柏木ひなた)は、酷評からの脱却を図ろうと必死にもがくが、その道のりは果てしなく遠い…。そんな凜に永莉は今注目のSNSを紹介。そこには、10代らしい心情がつづられた言葉と、凜たちが通う学校周辺の写真が多く投稿されていた。3人は投稿者が学内にいるのではと盛り上がるが、大宮やえ子(安本彩花)だけは、その様子を一人取り残されたような思いで見ていた…。
以前は、凜のそばには誰よりも近くにやえ子がいた。そんなやえ子の寂しさを知った生徒会長の宮下由紀恵(喜多乃愛)は、やえ子に気持ちを言葉にして吐き出す方法を教える。最初は戸惑うやえ子だが、意を決し凜に対する素直な気持ちを手紙にしたため…。
第5話
十倉凜(柏木ひなた)作曲、大宮やえ子(安本彩花)作詞による、“神ちゅーんず”最初の一曲がついに完成する。DTMの力で永莉テイラー(中山莉子)の微妙なボーカルも無事に収録。プロデューサーの笠原遥(小林歌穂)は次の段階としてミュージックビデオの制作、その後の拡散から収益化まで次々と構想を広げていく。
そんな中、学内屈指の華やかさを誇り、女子生徒ヒエラルキーのトップに立つダンス部内で、恋愛がらみの争いがぼっ発!原因を作った橘梓(真山りか)が孤立してしまう。凜には関係のない出来事だったが、なぜか意中の澤田正樹(板垣瑞生)から梓を助けて欲しいと頼まれてしまい…。
断れない凜は神ちゅーんずのメンバーにも頼み、梓と話す機会を設ける。ところが、梓の態度にメンバーの一人がブチギレ!新たなバトルが始まってしまう…!?
第6話
橘梓(真山りか)の加入でバックダンサーに駆り出された笠原遥(小林歌穂)と大宮やえ子(安本彩花)の、地獄のダンス特訓が始まる。自称“親衛隊”の澤田正樹(板垣瑞生)もなにかと顔を出すようになり、神ちゅーんずの活動はにぎやかに。だが、そんな状況にも十倉凜(柏木ひなた)の表情は浮かない。
凜の頭にあるのはバンドを脱退したという藤原ルミ(星名美怜)のこと。軽音楽部時代の凜をバンドに誘い、ギターを教えてくれたルミは、凜にとって“音楽の神様”と同じくらい大事な存在だ。しかし、凜がある出来事をきっかけにルミの元を去って以来、関係はこじれたままだった…。
そんな中、永莉テイラー(中山莉子)のコネクションを活用し、本格的なミュージックビデオの撮影が決定する。またとない機会だが、凜はなぜか撮影の延期を願い出る…?
第7話
神ちゅーんずの初めての曲『あなたのダンスで騒がしい』のミュージック・ビデオが遂に完成する。さっそくネットで公開すると、笠原遥(小林歌穂)が仕込んだ“必殺技”の効果で、再生回数は瞬く間に上昇。業界人の関心も集め、なんと、いきなりのロックフェス出演が決定する!
急きょ曲作りに追われる十倉凜(柏木ひなた)とメンバーを、裏方としてサポートする澤田正樹(板垣瑞生)。しかし、その中に橘梓(真山りか)の姿はなかった…。
神ちゅーんずの注目度が高まる一方で、ネットにはアンチも登場。藤原ルミ(星名美怜)が脱退した旧バンドメンバーからの謂れのない批判もあり、曲作りに集中できなくなった凜は、つい自ら反論コメントをネットに書き込んでしまい…。
そんな中、梓が突然の脱退を表明?神ちゅーんずに激震が走る!?
第8話
いよいよロックフェス当日がやってくる。ネットの炎上を逆手に取ったプロデューサー・笠原遥(小林歌穂)の戦略は当たり、今や神ちゅーんずは注目株だ。しかし、さまざまな誹謗中傷にさらされてきた十倉凜(柏木ひなた)は、会場入りして興奮する大宮やえ子(安本彩花)や永莉テイラー(中山莉子)とは対象的に言葉少な。澤田正樹(板垣瑞生)をめぐり橘梓(真山りか)との対立も続いたままで、気持ちは晴れない。
そんな中、正樹と梓の楽屋での決定的瞬間を、凜が目撃。その衝撃に追い討ちをかけるように、他の出演者たちが言う神ちゅーんずの陰口を聞いてしまった凜は、現実から逃れて妄想の世界へまさかのトランス!本番直前にとんでもないトラブルを巻き起こしてしまう…!?
第9話
ロック・フェスでの大騒動は瞬く間に校内に知れ渡り、十倉凜(柏木ひなた)は噂好きな生徒たちの好奇の目にさらされることになる。神ちゅーんずのメンバー間にも亀裂が発生。橘梓(真山りか)と藤原ルミ(星名美怜)は離脱してしまい、神ちゅーんずは存続の危機に立たされる。
落ち込む凜を永莉テイラー(中山莉子)は明るく励ますが、凜は持ち前のネガティブな発想からなかなか抜け出すことができない。その後も自己否定をし続け、以前の陰キャラへと完全に逆戻りしてしまった凜は、澤田正樹(板垣瑞生)の気持ちすら受け入れることができなくなり、ついに動画サイトに『神ちゅーんずは解散しました』と書き込んでしまう…!?
最終回
「ただ音楽が好きだから」――。
忘れかけていた音楽への純粋な気持ちを、周囲の励ましで取り戻した十倉凜(柏木ひなた)は、神ちゅーんずの再起をかけ、文化祭での超大胆な企画を発案。大宮やえ子(安本彩花)、笠原遥(小林歌穂)、永莉テイラー(中山莉子)と一丸となって、極秘プロジェクトを始動する。
凜の最初の大仕事は、フェスでの騒動以来、神ちゅーんずを離れてしまった橘梓(真山りか)と藤原ルミ(星名美怜)に戻ってもらうこと。6人全員がそろってこその神ちゅーんず。そう望む凜は、勇気を振り絞って2人の説得に向かう…。
一方で、やる気満々の永莉には、海外でのコレクション出演のため文化祭当日の朝に帰国するという綱渡りのスケジュールが課されることに!
そんな中、いよいよ文化祭が開幕!はたして、神ちゅーんずの運命は…!?
見ている方にも音楽の素晴らしさをお伝えできるよう精一杯頑張ります!ぜひ楽しんでご覧下さい!