守口市立橋波小学校
2011年12月13日
08
5年生3クラス(101名)
この日の講師はスポーツ部のディレクター。技術スタッフの協力のもと、初めて大型中継車を使っての出前授業を行いました。
「テレビは生中継が得意」
最近では、インターネットでも現場からの生中継ができるようになりましたし、もちろんラジオでも生中継はできます。しかし、たくさんのカメラを同時に使って、現場の「今」の様子を中継できるのがテレビの特徴です。
2011年1年間で、東日本大震災や台風の被害など、テレビの生中継の映像に私たちは心が揺さぶられました。
「どんなスポーツをテレビで見ますか」
事件、事故だけでなく、スポーツ競技の生中継もあります。
プロ野球、高校野球、スケート、サッカー、バレーボール、空手など、児童のみなさんが気になるスポーツ中継は様々。
中継にはたくさんのスタッフと機材が必要で、例えばゴルフトーナメントを中継するためには、時には100名を超えるスタッフが関わることもある…ということを説明しました。
「中継車をつかって『ドッジビー』中継」
「ドッジビー」というのは、ドッジボールのボールのかわりにフリスビーを使った競技です。今回は、体育館で行われるクラス対抗のドッジビーの試合の様子を4台のカメラで撮影し、運動場に置いた中継車の中で映像を集約し、疑似生中継として体育館にあるモニターに映し出します。
みなさんには、ドッジビーの試合をする人、カメラマンとして競技を撮影する人、中継車での様子を見学する人にわかれてもらい、それぞれの役割を体験しながら、スポーツの生中継がどのように成り立っているかを体験してもらいました。
中継車の中では、クラスメートたちが体育館で試合をしている映像に児童だけでなく先生方も大興奮!中継車から送り出されるスローモーションの映像には大歓声があがりました。
また、何人かの児童には、この映像を切り替える「スィッチャー」と、どの映像を選ぶかをスィッチャーに指示する「中継ディレクター」の役も体験してもらいました。
「ホンモノの強さとスゴさ」
中継車、テレビカメラ、中継車が送り出す映像すべてが本物。
今回の授業で、テレビの生中継だからこそ伝えられる臨場感を体感できたと思います。
講師をつとめたディレクターは「今後テレビで生中継を見たときに、あの臨場感、映像の強さを是非思い出してほしい」と話していました。