授業風景

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奈良県河合町立河合第一小学校

2012年1月12日

授業風景09

情報番組の取材のウラ側

授業対象5年生2クラス(55名)

この日は、情報番組「おはよう朝日です」のディレクターが講師。
朝の看板番組の制作秘話に児童だけでなく先生がたも大喜び!

「番組で紹介するネタは、どうやって決めているの?」

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「おはよう朝日です」の人気コーナー「トレンドエクスプレス」で紹介するテーマを決めるときのキーワードは「コレいいな」。
取材するディレクターが日常生活の中で「いいな」と思ったものを「ほかの人にも伝えたい!」と感じるところから始まります。
そしてその「いいな」を、毎週1回開かれる、「おはよう朝日です」の制作スタッフ全員が出る会議で発表します。
1回の会議に出される企画の数は50ほど。その中から、番組の責任者であるプロデューサーが、いつ、どの特集をするかを1週間分の放送枠をまとめて決めます。つまり50ほど出された企画の中から、実際に放送される企画はわずか7、8個だけというとても厳しい現実があります。

「番組の取材ってどんなふうに行うの?」

「おはよう朝日です」の「トレンドエクスプレス」の中の「2HOT」というコーナーの例です。
通常リポーター、ディレクター、カメラマン、カメラアシスタントの4人で取材に行きます。取材現場ではディレクターが取材先の人やリポーター、カメラマンと1つ1つ打ち合わせしながら撮影をすすめます。
一方、カメラマンはどんなふうに撮影したら、ディレクターやリポーターが伝えたいと思っていることがうまく視聴者に伝わるかを考えて撮影します。カメラアシスタントは技術的にトラブルやミスがないように細心の注意を払います。もちろんリポーターはわかりやすくはっきりとコメントしなくてはなりません。
1つの企画を放送するのに、大勢の人がかかわって、いろいろな工夫をして作っていることを勉強しました。

「リポーターになったつもりで、『おはよう朝日です』の
『2HOT』の特集のナレーションを読んでみよう!」

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今回取材から放送までにどんな仕事があるかを知った上で、実際に放送に使ったVTRのナレーションを児童みんなが、リポーターになったつもりで読んでみました。
「映像にあわせて決まった秒数で、はっきり読むのは難しい」とため息が…でもそれは当然!普段リポーターさんも本番までに何回も何回も練習しています。

授業のあと、みんなが感想を書いて送ってくれました。
「『おはよう朝日です』のことが今までより好きなりました」「もっともっと 他の番組のことも知りたくなりました」など、うれしいコメントがいっぱい。
一方、講師をしたスタッフは「『おはよう朝日です』の注目度を再認識しました。より多くの人に見てもらえるようタイムリーな情報を発信していきます」と話していました。