岸和田市立旭小学校
2018年10月30日
139
5年生 106名
現場下見にお伺いした9月中旬は、ちょうど岸和田だんじり祭で街全体が盛り上がっていました。
私たちスタッフと打合せをする先生方のテンションも高く、先生だけでなく児童たちも阪神タイガースの大ファンが多いとのことで、今回は、阪神タイガース矢野新監督への取材経験も豊富な山本奈央スポーツディレクターが講師になりました。
「小学5年生ってどんな感じかな〜と期待に胸を膨らませていた入社5年生の私。
想像以上に目はキラキラ、声はハキハキ、とても元気いっぱいでした!
私がいま担当している「野球中継」はどんな仕事なのかをVTRを混じえ、お話させていただきましたが、正直な感想・・・「伝えるのってホント難しい!」
小学5年生に伝えるには、噛み砕いてわかりやすく話さないと…と思うあまり少々テンパってしまいましたが、みんな真剣なまなざしで聞いてくれました。
私からの問いかけにも、積極的に答えてくれて前のめりな姿勢が嬉しかったです。
また、私が働く上で大切だなと感じている3つのことをお話しました。
@準備の大切さ
解説、アナウンサー、技術スタッフなど色んな人と話すことや選手のあらゆるデータを知っておくこと、起こりうることを想定しておくことなどいかに準備が大切か。
予習をして授業に臨むのとそうでないのは、授業の理解度は違いますよね。テスト勉強もしたらした分だけ、結果に表れますよね。仕事も同じなんじゃないかなと思います。
A情熱を持って、楽しむこと
これは私が常々心がけていることです。みんないずれ働くと思うけど、何事も必死に楽しんでやるのは大事だなと思います。
私も最初はセパも分からないぐらい野球のこと無知だったけど、知れば知るほどもっと知りたいって思うようになりました。
向き合えば向き合うほど好きになりました。
与えられた環境で、いかに楽しむか。だと思います。
B好きなことを見つける
これが一番伝えたかったこと。
私は運良く大好きなテレビ、大好きなスポーツに関われています。
正直、仕事は楽しいことばかりじゃなくて、しんどい事もいっぱいあります。
でも、好きだからこそ、苦にならないし、頑張れる。それが私のモチベーションです。
だから、みんなもとことん好き!って思えるものを見つけて、「好き」を増やしていってほしいなと思います。それを仕事にできたらベスト!
本当にあっという間の45分でしたが、久しぶりに小学生と接することができて心が若返った気がします!
1人でも、何か1つでも、心に残ってくれていたら嬉しいです。」
スポーツ中継の話だけでなく、生きていくことについての真摯なメッセージも児童たちに送った山本講師。
子どもたちの学校生活にも響く話が、先生方にも好評でした。