尼崎市立潮小学校
2019年3月5日
148
5年生 61名
「ダウンタウンさんの母校」として地元では有名な小学校から応募がありました。
事前打合せで「お笑い番組の作り方」という授業をリクエストされるかと思いきや、応募された先生が夏の甲子園の開会式で大会旗を持って入場行進をした経験があるということと、児童たちはスポーツに興味があるということで、長年スポーツ部に在籍していた『熱闘甲子園』元プロデューサーの東野さん(適正業務サポート部)が今回の講師になりました。
テーマは「テレビ局のスポーツの仕事」。
授業の教材として使った動画は、少し古いですが2012年ロンドン五輪前に私が取材したアーチェリー・川中香緒里選手(当時、近畿大学3年生)の特集企画。
子どもたちには全くなじみのないスポーツなので「退屈しないかな?」と不安でしたが、目新しさが逆にウケたのか、子どもたちからは「かっこよかった!!」とお褒めの言葉が!(笑)
さらに、高校野球の裏側を見せる教材動画には、当時「熱闘甲子園」のプロデューサーとして私が「出演」していたので、恥ずかしながら「番組の責任者として一番大切なモノ」の話をさせていただきました。
小学5年生は、私が想像していたよりもずっと感度が高く、反応もストレート。
「小学生には難しいかな」と思うような話も、細かい部分まで感じとってくれていました。
また、ABCの番組をみんな本当によく見てくれていて、「なんでそんなことまで知ってんの!?」と感心することしきりでした。
授業が全部終わったあと、ある男の子が、私に話しかけてきました。
「スポーツ選手の有名な人で、どんな人に会いますか?」。
僕は「いろんな人に会えるよ。例えば、松井秀喜さんとか・・。」と答えると、その子の目が輝き始めました。
「えっ、ほんとですか?阪神の選手とかにも会える?」と続き、「会えるよ。普通にグラウンドに入って、話もできるよ。」というと、すごく嬉しそうな顔をするので、「もし、やりたい気持ちがあったら、テレビ局に入ろうと思ってがんばったら、きっと入れるから。目指してみて。」と言うと、その男の子は、「目指します!」と言って去っていきました。
キラキラした目がとても印象に残りました。
子どもたちと、こんなやりとりができる出前授業は「ABCの宝物」です!
もともと1月に実施の予定が、インフルエンザによる学年閉鎖で延期となり、仕切り直しとなった今回の出前授業。
当日は、みんな元気に授業を受けてくれて、良かったです!