神戸市立本庄小学校

2021年12月22日

授業風景164

授業対象生徒 6年生 113名/先生 7名

写真うす雲の冬空の午前中、神戸市立本庄小学校へ出前授業に行ってきました。
出前授業の申し込みを頂き、授業内容について事前に学校側と打ち合わせた結果、学校側の希望は「テレビ画面には映っていない」ところで働く放送局の仕事などを聞かせて欲しい、との事。これまでの私の職歴上、営業や宣伝の仕事が中心だったので、うってつけです。

写真スタッフ自己紹介のあと、私たちの会社のこと、放送業界の歴史、系列局のネットワーク、グループ会社のことなど一通りお話した後、放送局は、国民の共有の財産である“電波”を使用している免許事業であることや、私たちに課せられた大きな社会的役割について説明。
そして、放送局の内部がどうなっているのか「社内見学」ビデオを上映。

さらに、テレビ画面に映っていないところでどんな仕事があるのか、番組を放送するにはたくさんの仕事があり、それぞれに役割があって、スタッフが一丸となって毎日力を合わせて番組制作を行っていることを知ってもらおうと『「おはよう朝日です」ができるまで』のビデオも上映しました。

写真ここで少し休憩をいれて、第2部のスタートです。

広告・宣伝の仕事を短い時間でお伝えするのは中々難しいのですが・・・、まずは生徒の皆さんが手にする身近な商品、どのようにして情報を得ているのかを聞いてみました。
「CMをみた」「ネットでみた」「友だちから聞いた」などなど、広告やコミュニケーションを通して商品を手にしていることが伺えます。
そこで、私たちが制作している番組も商品である以上、番組を見てもらうためにどのような活動をしているのか。よく目にする番組CM、自局では放送できるけど、ライバル関係の他局では絶対に放送することがないため、ABCテレビを見ない人にどう知ってもらうかなど、新聞の広告、電車や駅貼りのポスター広告、インターネットやSNSを使ったり、記者会見を開いて取材してもらったりなど、幅広い人に情報をお届けしていることを力説しました。宣伝活動は、いかにたくさんの人に情報を拡散させ商品の良さを知ってもらえるかが重要で、テレビ画面には映っていないこういう場面でも、みんなで力を合わせて活動していることをお話しました。

写真そして最後は、生徒の皆さんからの質問コーナー。
ABCキャラクター「エビシー」に関する質問や、「一緒に仕事した芸能人は?」「新番組はどうやってできるの?」などたくさんの質問を頂き、時間の許す限りお答えしました。
なかでも「仕事中にあったハプニングは?」という質問には、一緒に授業に参加した元アナウンサーから“ピンマイク”にまつわるハプニングエピソードを話してもらいました。

最後は、学年代表の生徒から「『おはよう朝日です』の占いコーナーをみて学校に通っています。生放送がどのように放送されているのか、そのウラ側を知って、たくさんの人が携わっていることに驚きました」とうれしい感想が!

写真授業が終わると、生徒の皆さんにとっては待ちに待った給食の時間。
学校内に美味しそうな匂いが立ち込める中、学校を後にし、空を見上げると・・・生徒の皆さんの未来を歓迎するかのような青空が広がっていました!
今日の授業が小学校生活最後の年の想い出に少しでもなってもらえたら嬉しいです。