大阪市立白鷺中学校
2022年3月2日
167
生徒 2年生 170名/先生 13名
雨上がりの3/2(水)、春の陽気を感じる中、大阪市立白鷺中学校に出前授業に行ってきました。
申込時に学校側からの希望もあり、今回は「探偵!ナイトスクープ」に出演中の増田紗織アナウンサーも一緒です。
まずはスタッフ自己紹介。授業前半は、放送局の内部がどうなっているのか「社内見学」ビデオをみてもらい、私たちの会社のこと、放送業界の歴史などを学んでもらいました。
続いて、『「おはよう朝日です」ができるまで』のビデオも上映し、テレビ画面に映っていないところでどんな仕事があるのか、番組を放送するにはたくさんのスタッフが携わり、それぞれに役割があって、スタッフが一丸となって毎日力を合わせて番組制作を行っていることを知ってもらいました。また国民の共有の財産である“電波”を使用している免許事業であることや、私たちに課せられた大きな社会的役割について説明しました。
そして、授業後半。「探偵!ナイトスクープ」に秘書役で出演中の増田紗織アナウンサーにマイクをバトンタッチ。授業の進行を務めてもらいました。
入社3年目の増田紗織アナウンサー、出前授業で教壇に立つのは初めてです。まずは、自身の生い立ちを紹介。幼年期~小学校低学年までニューヨークで過ごし、中学高校では6年間ダンス部に所属、部活で苦楽を共にしたかけがえのない仲間に恵まれ、その時の経験が現在の仕事にも活きていることを話してくれました。
続いて、アナウンサーの仕事の1つ、ニュースを読むことを紹介し、出演しているテレビ&ラジオの番組での自身の役割を紹介し、「探偵!ナイトスクープ」の出演の際の“衣装合わせ”では、出演者の方々の衣装と“色”が被らないようにしているという秘密を聞かせてくれました。
また、ゴルフの経験を活かしたくゴルフの仕事に携わりたかったことから、男子プロゴルフのトーナメントでティーショット前の選手紹介のスタートアナウンサーを務めた話を披露。事前に選手のプロフィールや成績などを調べ、手書きで原稿を書いていることを教えてくれました。
出演している番組によって、出社時間も異なり、「おはよう朝日土曜日です」に出演するときは、午前3時に起床し、出演後もラジオのニュースを読んだり・・・と、アナウンサーの仕事は時間が不規則で大変なこと、何事も念入りな下準備が大切で何回も原稿の下読みをしていることなどもお伝えしました。
一見、華やかな世界に見えるかもしれませんが、目に見えないところで努力している姿は、生徒の皆さんにも伝わったのではないでしょうか!?
また、各クラスの代表の生徒5人と数学担当の先生に“ニュース原稿読み”を体験してもらいました。「難しかった」「緊張した」「楽しかった」「やりがいがあった」と皆さんからの感想。原稿内にあった“日本”や、数字の“0”の読み方は特に気を付ける必要がある、とアドバイス。日本語の難しさを伝えました。
そして、増田紗織アナウンサーから、生徒の皆さんに「いろんなことを経験して欲しい」とエールを送り、「探偵!ナイトスクープ」オープニングでおなじみの口上「当探偵局では、テレビをご覧の皆さまからのご依頼に基づき〜」を生で披露。大きな拍手の中、授業を終えました。
最後は、受講した2年生の代表2人から
「貴重な時間に感謝。1つの仕事にたくさんの人が関わっていることを知りました」
「普段、決して聞くことのできない話でうれしかった。将来に役立てたいです」
と、心温まる言葉を頂戴しました。
この4月から3年生になる生徒の皆さん。今日の授業が彼らの将来に少しでも役立ててもらえたら幸いです。