大阪市立みどり小学校
2022年3月22日
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生徒 5年生 94名/先生 7名
寒の戻りを感じる雨の中、3/22(火)の午後、大阪市立みどり小学校へ出前授業に行ってきました。
1月に発出されたまん延防止等重点措置の影響もあり、延期につぐ延期・・・。ようやく実施に至りました。生徒の皆さんも楽しみにしていたかと思うと、おのずと力が入ります。
まずはスタッフ自己紹介。
そして、私たちの会社のこと、放送業界の歴史、系列局のネットワーク、グループ会社のことなど一通りお話した後、放送局は、国民の共有の財産である“電波”を使用している免許事業であることや、私たちに課せられた大きな社会的役割について説明しました。
本来なら、会社にきてもらい社内を見学して頂きたいところですが・・・、このご時世、なかなか厳しい状況が続いていることもあり、「社内見学」ビデオを上映し、放送局の内部がどうなっているのかをみてもらいました。
上映後、「ABCにテレビのスタジオはいくつある?」「ABCは災害などで停電しても何日間放送できる?」といったクイズを出題。
「社内案内」ビデオを真剣に見てくれていたこともあって、生徒の皆さん全問正解でした!
さらに、テレビ画面に映っていないところでどんな仕事があるのか、番組を放送するにはたくさんの仕事があり、それぞれに役割があることをお伝えしました。
ここで一旦休憩を挟み、『「おはよう朝日です」ができるまで』のビデオも上映。百聞は一見にしかず。日々、スタッフが一丸となって力を合わせて番組制作を行っていることを学んでもらいました。通学前に見ている番組のウラ側を知ることで、これまでと違った視線で番組を見てもらえたら嬉しいです。
そして、講師役を担った私が“宣伝”という仕事に長く携わっていたこともあり、授業後半は、“宣伝”のことについてお話させて頂きました。
広告・宣伝の仕事を短い時間でお伝えするのは中々難しいのですが・・・、まずは生徒の皆さんが手にする身近な商品、どのようにして情報を得ているのかを聞いてみました。
「CMをみた」「ネットでみた」「友だちから聞いた」などなど、広告やコミュニケーションを通して商品を手にしていることが伺えます。
そこで、私たちが制作している番組も商品である以上、番組を見てもらうためにどのような活動をしているのか。よく目にする番組CM、自局では放送できるけど、ライバル関係の他局では絶対に放送することがないため、ABCテレビを見ない人にどう知ってもらうかなど、新聞の広告、電車や駅貼りのポスター広告、インターネットやSNSを使ったり、記者会見を開いて取材してもらったりなど、幅広い人に情報をお届けしていることを説明しました。いかにたくさんの人に情報を拡散させ商品の良さを知ってもらえるかが重要で、テレビ画面には映っていないこういう場面でも、みんなで力を合わせて活動していることをお話しました。
そして最後は、生徒の皆さんからの質問コーナー。
「24時間365日営業中、どういう体制?」「ABCは何の頭文字の略?」「生放送中の字幕はどうしているの?」などの鋭い質問が!時間の許す限り丁寧にお答えしました。
学校に着いた時に降っていた雨もすっかりやみ、青空が広がっていました。
4月からは6年生になる生徒のみなさん。夢は大きく!いろんな事に興味をもって小学校最後の1年を過ごしてくれたらうれしいです。