大阪市立田川小学校

2022年11月8日

授業風景172

授業対象生徒 46名/先生 6名

写真暦の上では冬の始まりをつげる“立冬”の翌日、大阪市立田川小学校へ朝から出前授業に行ってきました。

今回、受講頂いたのは小学校5年生の生徒の皆さん46名。

写真準備のため、少し早めに学校に到着すると、給食委員会からのお知らせが目に入りました。「バランスのよい朝ごはんを食べよう」
早速、生徒の皆さんに「朝ごはん、しっかり食べた人?」と聞いてみたところ、全員が「はーい」と手を挙げてくれました。

朝ごはんの話で盛り上がったところで、前半の授業をスタート。授業冒頭の自己紹介では、このエビシー教室を担当している私が、ボランティアで丹波篠山のお米農家のお手伝いをしている話をしました。最初は軽い気持ちでスタートした田植えや稲刈りも、年々大きくなる自然災害などを気にするようになり、地球温暖化・気候変動など考えるきっかけになったことなど、いろんなことに興味を持って視野を広げてほしい、と伝えました。

写真そして、会社のこと、系列局のネットワークのこと、放送局は、国民の共有の財産である“電波”を使用している免許事業であること、なぜ実名で情報を伝えるのかなど、私たちに課せられた大きな社会的役割について説明したあと「社内見学」ビデオを上映。放送局の内部がどうなっているのかを見てもらいました。初めて見る放送局の内部に生徒の皆さんも興味津々。真剣な眼差しでビデオを見てくれました。

さらに、テレビ画面には映っていないところで、放送局にはどんな仕事があるのかを知ってもらおうと、歴史ある朝の情報番組『「おはよう朝日です」ができるまで』のビデオを上映。
番組を制作するには、プロデューサーやディレクター、フロアディレクターにタイムキーパー、カメラマン、音声に照明、スタイリストなどなど、いろいろな担当がいて、それぞれに役割があることを知ってもらい、総勢80名以上のスタッフが毎日力を合わせて番組制作を行っていることなど、まさに“ウラ側”を見ることで、放送局の仕事が多岐に渡っていることを学んでもらいました。


ここで一旦、休憩を挟み、後半の授業は・・・“宣伝”のことについてお話ししました。

写真写真

生徒の皆さんが手にする身近な商品、どのようにして情報を得ているのかをたずねてみたところ、「CMでみた」「ネットでみた」「友だちから聞いた」などなど、広告やコミュニケーションを通して商品の情報を得ているようです。そこで、私たちが制作している番組も商品である以上、番組を見てもらうためにどのような活動をしているのか。よく目にする番組CM、自局では放送できるけど、ライバル関係の他局では絶対に放送することがないため、ABCテレビを見ない人にどう知ってもらうかなど、新聞の広告、電車や駅貼りのポスター広告、インターネットやSNSを使ったり、記者会見を開いて取材してもらったりして、幅広い人に情報をお届けしていることを説明。宣伝活動は、いかにたくさんの人に情報を拡散させ商品の良さを知ってもらえるかが重要で、テレビ画面には映っていないこういう場面でも、みんなで力を合わせて活動していることをお話しました。

写真最後は、生徒の皆さんからの質問コーナー。「働いていてうれしかったことは?」「朝の情報番組で一番視聴率がいい番組は?」「なぜこの仕事に就いたの?」「大変だった仕事はある?」などなどたくさんの質問をもらい、時間の許す限りお答えしました。

元気いっぱいの生徒のみなさんに囲まれ、パワーをもらった朝でした!