吹田市立千里第二小学校
2022年11月18日
173
生徒 175名/先生 5名
秋も深まり、紅葉が見ごろを迎えた11月18日(金)の朝、吹田市立千里第二小学校へ出前授業に北條瑛祐アナウンサーと一緒に行ってきました。
今回、受講頂いたのは小学校5年生の生徒の皆さん175名。
早速、自己紹介から授業がスタート。放送業界の歴史や私たちの会社のこと、系列局のネットワークのことなどお話しました。放送局は、国民の共有の財産である“電波”を使用している免許事業であること、なぜ実名で情報を伝えるのかなど、私たちに課せられた大きな社会的役割について説明したあと「社内見学」ビデオを上映。放送局の内部がどうなっているのかを見てもらいました。また、テレビ画面には映っていないところで、どんな仕事があるのかを知ってもらうため、『「おはよう朝日です」ができるまで』のビデオも上映。
番組制作には、プロデューサーやディレクター、フロアディレクターにタイムキーパー、カメラマン、音声に照明、スタイリストなどなど、いろいろな担当がいて、それぞれが役割を担っていることを伝え、まさに“ウラ側”を見ることで、放送局の仕事が多岐に渡っていることを知ってもらいました。
ここで一旦、休憩を挟み、後半は北條瑛祐アナウンサーにバトンタッチ。
大きな拍手で迎えられて少々照れ気味の北條アナウンサーでしたが、アナウンサーにとって一番大切な“声”はどうして聞きやすくハッキリ発音できるのか、発声訓練をすることで声域も良くなりイイ声で伝えることができるそうです。そこで「発声の練習をしましょう!」とどれだけ長く発声し続けることができるかどうか、生徒の皆さんにチャレンジしてもらいました。発声訓練で声が整ったところで、アナウンサーの仕事とは?どんな仕事があるのかなど、お話しました。
そして、生徒の皆さんが楽しみにしていた!?「ニュース原稿読み」にチャレンジしてもらいました。アナウンサーでも普段、ニュース原稿を読むときには大勢の人前で読むことはありません。なので、生徒の皆さんは相当緊張していたのではないかと思います・・・。読み終わった後、感想を聞くと「難しかったけど楽しかった」「めちゃくちゃ緊張した」とのこと。
さらに、実況アナウンサーならではの趣向をこらした、“腕相撲”による「実況体験」。まずは、北條アナウンサーが、先生同士の対戦を生実況。その後、実況体験をする生徒の皆さんに前へ出てきてもらい、選手の表情や周りの状況、対戦中の様子など“実況”で伝えなければならないことなどを直接アドバイスしました。
そして、いよいよ実況開始!一瞬で終わる対戦もあれば、なかなか勝負のつかない対戦もあるのが“腕相撲”。トーナメント形式で行われた『千里第二小学校5年クラス対抗「腕相撲」大会』。クラスの代表がそれぞれ個性を活かした実況を披露。「言葉が出てこず難しかった」そうですが、会場の体育館は、試合会場さながらの盛り上がりをみせました。そして「放送席~放送席~、優勝しました〇〇選手です!」と優勝インタビューまで体験してもらいました。
最後は、生徒の皆さんからの質問コーナー。「一番大変だった実況は?」「緊張した時のほぐし方があれば教えて?」などたくさんの質問をもらいました。「実況で特に気を付けていることは?」という質問に「実況は、現場にいていない人に、現場の臨場感をいかに伝えるか、そして画面に映っていない部分をどう伝えるかが大切なんです」とお答えして授業は終了。
近く「音楽会」があるとお聞きしました。これまでの練習の成果を出し切って欲しいです!