高槻市立竹の内小学校

2023年9月7日

授業風景179

授業対象生徒 92名/先生 3名

写真今にも降り出しそうな雲が広がる中、2学期が始まったばかりの高槻市立竹の内小学校へ午後から出前授業に行ってきました。

今回、受講頂いたのは小学校6年生の生徒の皆さん92名。

写真冒頭「今日の給食なんだった?」と昼食の話題で盛り上がったところで、まずは自己紹介。
そして、私たちの会社のことを説明した後、「社内見学」ビデオを上映。放送局の内部がどうなっているのかを見てもらいました。また、放送局は国民の共有の財産である“電波”を使用している免許事業であること、私たちに課せられた大きな社会的役割について説明し、私たちが制作している番組がどれくらいの人に見られているのかなどを伝え、テレビ画面には映っていないところで、放送局にはどんな仕事があるのかを知ってもらおうと、朝の情報番組『「おはよう朝日です」ができるまで』のビデオも上映しました。見てくれている生徒が多いのか、興味津々!真剣な眼差しでビデオを見てくれました。

休憩を挟んで、後半は、私が長年携わってきた「宣伝」の仕事についてお話をしました。

写真生徒の皆さんが手にする身近な商品、どのようにして情報を得ているのかをたずねてみたところ、「CMでみた」「ネットでみた」「友だちから聞いた」などなど、広告やコミュニケーションを通して商品の情報を得ているようです。そこで、私たちが制作している番組も商品である以上、番組を見てもらうためにどのような活動をしているのか。よく目にする番組CM、自局では放送できるけど、ライバル関係の他局では絶対に放送することがないため、ABCテレビを見ない人にどう知ってもらうかなど、実際に掲載された新聞の広告を見てもらいながら説明、ほかにも電車や駅貼りのポスター広告、インターネットやSNSを使ったり、記者会見を開いて取材してもらったりして、幅広い人に情報をお届けしていることを伝えました。

写真ここで、即興で言葉(文字)による広告をつくってもらおうと、今回受講した6年生の皆さんが来年4月に入学してくる新1年生に向けて「竹の内小学校」を紹介する広告制作を提案。長年通った生徒の皆さんだからこそわかる学校の良いところを挙げてもらいました。「児童が多い!」「行事がたくさんある!」「元気!」「中庭がでかい!」「校舎がキレイ!」などなど、いっぱい発表してくれました。これらの言葉を元に、例えば・・・生徒数が多いということは、友だちがたくさんできる!など、少し伝え方を変えるなどの工夫を伝え、最後にインパクトのあるキャッチコピーをつけてみては?と提案。先生に何か良い言葉はないか聞いたところ、“人生を紡ぐ”という学年のスローガンである「Good Job」という言葉を教えてもらい、それを広告の“結び”として最後に入れることに!生徒の皆さんが発表してくれた言葉を上手くつないで広告は完成!伝えたい部分に合うみんなの笑顔や楽しい行事などの写真や動画を撮影して編集したり、音楽をつけたりすれば、さらに良い広告になるとアドバイス。私たちが番組を制作するのと同じように、みんなで力を合わせて、ぜひ作って欲しい!とお願いしました。

写真写真

私たちメディアは、広告媒体とも言われています。番組だけではなく、たくさんの人が見る広告一つをとっても、国民の共有の財産である“電波”を使用している免許事業だからこそ「みんなの手本」になる必要があり、社会のルールや法律に則った広告を放送しなければならないことを伝えました。そして、人を言葉で傷つけない!相手の気持ちを考えて言葉にして欲しい!とメッセージをおくりました。

最後は、生徒の皆さんからの質問コーナー。「何人くらいの人が働いているの?」「どうやってエビシーは生まれたの?」「有名人には会う?」などなどたくさんの質問をもらい、時間の許す限りお答えしました。

来年3月には卒業を迎える生徒の皆さん。最後の学校生活を思いっきり楽しんでほしいです!