泉佐野市教育部「生涯学習課」

2024年3月31日

授業風景187

授業対象生徒16名

桜開花の便りが届き始めた3月最後の日曜日、2023年度最後の出前授業に、泉佐野市教育部生涯学習課が主催する講座から申込み頂き、講師役の桂紗綾アナウンサーとコンプライアンスのスペシャリスト・考査部長と一緒に行ってきました。

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今回参加してくれたのは、泉佐野市教育部が募集し4月から新小学4年生〜新中学生になる子どもたち16名。

写真講師役の2人の自己紹介の後、まず桂紗綾アナウンサーから放送業界の歴史や私たちの会社のことを説明、私たちの番組がどれくらいの人たちに見られているかを学んでもらい、そして災害時でも放送が続けられるよう日頃から備えをしていることや放送局の役割を伝え、なぜそのような役割を担う必要があるのかを説明しました。

写真さらに、アナウンサーの仕事について、テレビやラジオの番組司会だけでなく、ニュースを伝える、インタビューやロケ、ナレーション、スポーツの実況やイベントの司会など多岐にわたっていることを知ってもらい、朝の情報番組「おはよう朝日です」の制作のウラ側がわかるビデオを上映しました。

写真 続いて放送局が番組を制作・放送するには、社会のルールを守ることが求められていることを学ぶ時間に。“コンプライアンス”と聞くと難しく考えがちですが・・・難しい話は一切なし!子どもたちにとって身近なものから事例を紹介。社会のルールにより時には番組の台本や演出を修正しなくてはならない事や、時代とともに変化する多様性についても「決めつけないこと」「ひとりひとりが“ありたい姿”でいること」の大切さも伝えました。そしてネットの利用時間が増えた今、AIの技術発達もあり・・・、ネットを正しく使う“力”を養う必要があること、特に災害時にはSNSの情報は信じ込まない!フェイクニュースの可能性もあり拡散しない!と伝えた上で、放送局でも騙された事例を紹介。真偽を確かめるには「発信元を探る」「ほかのメディアも調べる」ことをアドバイス。私たちが情報を発信する際には何度も何度も事実確認していることを知ってもらいました。ネットとは異なり、国民の共有の財産である“電波”を使用している免許事業だからこそ「みんなの手本」になる必要があることを伝え、人を言葉で傷つけない!相手の気持ちを考えて言葉にして欲しい!とメッセージをおくりました。

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休憩を挟み、後半は、学びの時間から一転、楽しい時間を過ごしてもらおうと、まず「ここがへんだよ!?コンプラクイズ」を用意。子どもたちにクイズを出題。さらにAIが作り出したおかしな映像にも「ここがおかしい!」と次々に答えてくれました!

写真そして、桂紗綾アナウンサーと一緒に早口言葉を楽しむ前に、人前で話すコツや緊張のほぐし方、上手くしゃべるためのコツなど、とっておきの秘訣を伝授。アナウンサーの基本「ひとつひとつハキハキと!」「お腹から声をだす」ことを伝え、早口言葉で楽しい時間を過ごしました。

写真さらに少しでも本物の体験をしてもらおうと「ニュース原稿読み」にチャレンジ!授業が始まった時は緊張気味だった子どもたちも、積極的に手をあげてチャレンジしてくれました!実際の放送で使用した“インタビュー素材”も使い、私がフロアディレクター役を務め「本番5秒前」のカウントダウンから、放送本番さながらの体験。残念ながら・・・時間の都合上、全員に体験してもらうことは出来ませんでしたが、桂紗綾アナウンサーもびっくり!とても初めてとは思えないくらい上手に読んでくれました。

写真そして体験した子どもたちにインタビュー。「楽しかった!」「めっちゃ緊張した!」など、中には「練習の時のようにできず悔しい」思いを伝えてくれた子どもも。そして時間の許す限り質問にお応えしました。

4月から進学・進級する子どもたちに桂紗綾アナウンサーからメッセージをおくり、2時間の授業はあっという間に終了。最後は全員で記念撮影。参加した子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごしました!