京都府立洛西高等学校

2024年10月19日

授業風景191

授業対象生徒 15名/先生 8名

写真寒冷前線の影響で時折、激しい雨が降る中、京都府立洛西高等学校に出前授業に行ってきました。申し込み頂いた先生から、「北村真平アナウンサーの母校です」とお聞きしたので、アナウンス部とも相談。北村真平アナウンサーに講師役を依頼。アイネックスの技術スタッフも一緒です。

今回は、キャリアプランガイダンスの一環として学校の進路指導部が高校2年生を中心に募集、集まった15名の皆さんが受講。

写真「後輩に会えて光栄です!」と北村真平アナウンサーの挨拶で授業がスタート。残念ながら生徒の中には今朝の「おはよう朝日土曜日です」を見た人はいませんでしたが・・・参加した先生方は全員が見たくれたようで、番組出演後に「学校に移動してきた!」北村真平アナウンサー。卒業生であること、高校時代の学校生活などエピソードを交えながら自己紹介。

まずは私たち放送業界の歴史や私たちの会社のことを説明。ABCテレビの番組をどれくらいの人たちが見ているのか、災害時に停電になっても放送が続けられるよう“備え”をしていることや放送局の役割を伝え、なぜそのような役割を担う必要があるのかも知ってもらいました。今年正月に発生した能登半島地震の時は、急遽、出社。ニュース原稿を読み続けた話もしてくれました。さらに「アナウンサーの仕事」について、アナウンサーは“情報を伝える”という大切な役割があり、仕事の1つである“インタビュー”は、どんな話を聞くのか、事前に質問も自分で考えて挑んでいることを知ってもらいました。そして、朝の情報番組「おはよう朝日です」の制作のウラ側がわかるビデオを上映、自身の体験談も交え、今朝の生放送では、速報が入り、下読みせずに原稿を読んだことを話してくれました。

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写真ここからは、生徒の皆さんが一番楽しみにしていたという「ニュース番組」制作&放送の疑似体験の時間に。体験して頂くのは「アナウンサー役」「フロアディレクター役」「カメラマン役」「スイッチャー役」の4つ。各役割の“基本”を北村真平アナウンサーが説明。中でも「アナウンサーの基本」では、裏ワザである“母音法”を伝授。アイネックスの技術スタッフが持ち込んだ本物の放送機材に触れながら、私たちスタッフから各役割の仕事内容をレクチャー。

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写真体験前に実際のニュースOAを見てもらい、いよいよ「ニュース番組」制作&放送の疑似体験です!フロアディレクター役の「準備はいいですか!?それでは・・・本番5秒前!」の掛け声で放送がスタート。最後は「○○がお伝えしました」で体験は終了。

写真体験後、各役を務めた生徒にインタビュー。アナウンサー役からは「フロアさんの指示が良くやりやすかった」「時間内に読むのが難しい」「誰に伝えるのか考えながら読んだ」、フロアディレクター役からは「映像切り替わりのタイミングで指示を出すのが難しかった」「時間管理が大変だった」、カメラマン役からは「ピント合わせが難しい」、スイッチャー役からは「放送する映像が正しく出せているか怖かった」など、たくさんの感想が寄せられ、体験中「緊張感が伝わってくる」と先生方。

写真北村真平アナウンサーからのアドバイスはもちろん、「時間管理が完璧!」「伝えたいところをしっかり丁寧に伝えていた」など感想もあり、最後はフロアディレクター役を生徒にお願いし、カメラマンとスイッチャーはアイネックスの技術スタッフが務め、北村真平アナウンサーがニュースを本番さながらに披露しました。

写真生徒の皆さんからの質問で「アナウンサー人生で一番やらかした」事を話してくれた北村真平アナウンサー。高校時代、文化祭の際に先生から言われた言葉を引き合いに「今の瞬間を全力で取り組んで、全力で楽しんでほしい!」「そうするとやりたい事や夢が見えてくる」とメッセージを贈りました。

最後に校長先生から「有意義な時間に感謝したい。今日の体験から何かつかんで欲しい!チームワークの結束を見ることができて良かった」と話があり、全員で記念撮影。

1人の社会人という立場だけでなく、卒業生でもある北村真平アナウンサーからの言葉1つ1つは、後輩たちの心に響いたことでしょう。生徒の皆さんのこれからの益々の活躍を祈っています!