熊取町立南小学校

2024年12月17日

授業風景195

授業対象生徒 34名/先生 4名

写真寒空の下、今年最後の出前授業で熊取町立南小学校へ行ってきました。
今回受講頂いたのは、小学5年生の生徒の皆さん34名。

まずは自己紹介。実は私、番組制作の現場経験がなく・・・これまでに携わった仕事を紹介し、放送局には番組を制作する仕事以外にも色んな仕事があることを知ってもらいました。また会社のことがわかる「社内見学」ビデオを上映。

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災害などいざという時でも放送が続けられるよう日頃から備えていることや放送局の役割を伝え、そのような役割を担う理由も説明。そして各地の放送局は、ニュースのネットワークで結ばれていることを伝え、今年元旦に発生した能登半島地震の時は、地元の放送局だけではマンパワーが足りず、近隣の系列局や私たちも応援にかけ付けたことを説明しました。

写真毎朝、総勢80名以上の人が力を合わせて制作している朝の情報番組「おはよう朝日です」の制作のウラ側がわかるビデオも上映。画面に映っていないところで、どんな仕事があるのか学んでもらいました。

後半は、「宣伝」と「広告」の授業です。

写真皆さんが手にする新商品。その情報をどうやって得ているのかを聞いてみると、CM・新聞・スマホなど、様々なツールで商品の情報を得ているようです。そこで放送局も多くの人に番組を見てもらうにはどんな活動をしているのか。よく目にする番組CM、自局では放送できるけど、ライバル関係の他局では絶対に放送することがないため、ABCテレビを見ない人にどう告知するか?実際に掲出した新聞広告を紹介、時には記者会見を開き、その模様がどのようにニュースや記事になるのかを伝え、SNSも使用するなど、色んな手段で多くの人に番組の情報を届けていることを伝えました。

ここで、「南小学校」の“良いところ”を紹介する動画制作を提案。その前に私がSNSで発信している内容を紹介。放送局は、総務省から「免許」が交付され国民の共有の財産である“電波”を利用した免許事業であることから情報発信する際は、正確で早く伝えるだけでなく同時に責任を伴うが、匿名で発信できるSNSは責任を伴わないことを理解してもらったところで、生徒の皆さんや先生に学校の良いところを聞いてみました。「自然に囲まれている」「給食が美味しい!」「生徒も先生もみんな仲がいい!」など、いっぱい教えてくれました。

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写真そこで、これらの“良いところ”を撮影、コメントをスーパーすれば紹介動画が完成すること伝えました。良いところには「楽しくて面白い遊具がある」そうなので、学年を超えて楽しんでいる休み時間も撮影するなど、ぜひ「6年生になったら力を合わせて制作して欲しい!」と思います。

ただし、学校名で制作&発信するので虚偽や誇大表現は絶対アカン!と伝え、実際の虚偽広告&誇大表現の事例を紹介。また私がネットで商品を購入した際に気を付けた点も伝え、クリスマスや正月、子どもたちにとって購買意欲が高まる季節だからこそ、「情報元を確認する」「1つの情報だけに偏らず色々調べる」など、悩んだ時は「両親や先生、友だちに相談して」とお願いしました。

また災害時には偽情報が拡散されることから、SNSの情報は鵜呑みにせず、情報を“見極める力”を身につけて欲しい!本当に助けを求めている人が救助されない可能性に触れ、絶対に拡散はやめて!と訴えました。また、過去にSNS上で炎上した投稿なども紹介。投稿する際は、言葉で人を傷つけてないかなど、発信前に読み返す、発信後の影響を想像することが大切!と伝えました。

生徒の皆さんの元気の良さに終始圧倒された私ですが・・・帰り際、創立50周年記念の作品を見て、改めて「仲の良さ」を感じ学校を後にしました。

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