大阪府立芦間高等学校

2020年9月28日

授業風景01

授業対象1年生4名 先生1名

新型コロナウイルス感染拡大により2月末を最後に中断を余儀なくされてきた「エビシー教室」ですが、「リモート授業」という新たな形で授業を開講しました。


写真初めての「リモート授業」を受講したのは、大阪府立芦間高等学校1年生の4名の生徒の皆さん。「自分のなりたい職業や興味のある分野を調べることから始め、社会のしくみや働く意義」を考える「産業社会と人間」という授業の一環です。
クラス内を4人までのグループに分け、生徒の皆さんが直接企業や団体にアポイントをとり訪問し、インタビューするそうです。しかし、今年はコロナ禍の影響でメールやFAXでの質問に答えてもらう形で実施しているとのこと。
担当の先生曰く、授業を通して貴重な体験を積み、自分の未来について考えるこの活動が大きな財産となって欲しい・・・という想いだそうです。

写真そんな中頂いた今回のお話。それならば!WEB会議システムを使って、立ち上げたばかりの「リモート授業」を実施しました。

まずは自己紹介、そして会社や放送業界の歴史を学んで頂きました。そのあと放送局の役割や仕事内容を知ってもらうため『「おはよう朝日です」ができるまで』というメイキング映像をみてもらいました。授業が始まったころは若干緊張気味だった生徒の皆さんも少しずつ緊張もほぐれ、映像を見終わったあと拍手が・・・!
そして番組のプロデューサーに直接インタビュー。「この仕事に就いた最大の理由」「仕事上で工夫していること」「仕事をするやりがいや喜び、苦労や悩み」「社会人になるために身につけておくべきこと」などなど鋭い質問が矢継ぎ早に。「流行りの動画サイトから視聴者をテレビに振り向かせるには?」というこちらからの逆質問にも真剣に考えてくれたのが印象的でした。最後は、簡易カメラを使って、実際のスタジオや副調整室をみてもらい、記念すべき初めてのリモート授業は終了。
「直接、顔を見ながらお話が出来たのがうれしかった」という生徒の皆さんからの言葉にホッとしました。

写真写真

“直接会う”ことが難しい今、リモートという新しい形でつながれたこと。また感染症拡大防止という様々な制約の中、日々頑張っている生徒の皆さんをみて、こちらが元気と勇気をもらった1日でした!