火曜日
3月19日
「紀州松煙」では、昔ながらの製法で「松煙墨」と呼ばれる墨を作っています。油を燃やしてススを採る油煙墨が主流の今、松の枯れ木を燃やしてススを採り原料とする松煙墨は貴重になりました。松煙墨の特長は、柔らかなにじみの中にくっきりと、筆の動いた跡が残ることです。
墨工房 紀州松煙 | 0739-49-0801
水曜日
3月20日
黒潮が育む春の田辺湾の名産は地元で「ひとはめ」と呼ばれる海藻です。ワカメよりも幅広で丸い一枚の葉のような形をしていることから一葉布(ひとはめ)と呼ばれています。火を通すと褐色から鮮やかなエメラルドグリーンに変わるのが特徴。地元ではしゃぶしゃぶなどの料理に用いられています。 |
宝来寿司 | 0739-22-0834
新庄漁業協同組合 | 0739-22-2057
木曜日
3月21日
田辺市は江戸時代からかまぼこ作りが盛んでした。正方形に丸い焼き色のついた「なんば焼」は専用の型に入れて焼くという珍しい製法で作られています。その製法がカステラなどの南蛮菓子に似ていたところから、南蛮焼がなまって「なんば焼」となった、という説があります。
たな梅本店 | 0739-22-5204
金曜日
3月22日
様々な幾何学模様を色鮮やかに縫いつけた「紀州手まり」は田辺市の誇る伝統的な工芸品です。昔ながらの綿を芯にした紀州手まりは手間がかかりますが、多くの人を魅了しています。なかでも「蜀江錦」と名づけられた田辺市の伝統的な図柄は一面ごとに模様が変わり、見る者を飽きさせません。