放送日

2016年8月23日（火）

旅人

佐藤仁美

国

メキシコ合衆国

「中南米 メキシコ 先住民マヤ民族が多い街に住む日本人女性」を探す旅に出たのは女優・佐藤仁美。朝10時、首都メキシコシティ近郊の空港へと降り立ったのだが、今回のフライトはトラブル続きで、本来なら18時間で到着するはずがなんと30時間以上もかかったのだ。落雷の影響で経由地のアメリカ・ヒューストン空港に降りることができず、機内に4時間閉じ込められた挙句に、ようやく空港に到着したときには、乗り継ぎの飛行機は出発した後…。しかも、近隣のホテルは満員で、空港のロビーで寝ることに。さらには、「スーツケースは壊れるし（タイヤが破損）、メキシコは寒いし(標高が高いためこの日の気温は21℃)…」と旅の始まりから佐藤のテンションは急降下。しかし、これらのトラブルはまだまだ序章に過ぎなかった。
この日、メキシコでは小中学校の教師達による大規模なストライキが起こり、空港は厳戒態勢のため撮影禁止。物々しい雰囲気の中で旅はスタートすることに…。が、市街地へと向かうタクシーを捕まえるや、そのドライバーに「めっちゃイケメンじゃない！！」と佐藤のテンションは急上昇。車中では逆ナンパする勢いで名前や年齢を聞きながらメキシコシティへと向かう。中心街へと到着すると、早速、目指すべくトゥクストラグティエレスへの行き方をリサーチ。地元の人に聞いてみると、すぐにその場所が判明する。メキシティからは直進距離で700キロだが、地元の人によると「飛行機は飛んでいない」らしく、バスでしか行けないようだ。しかし地図にはトゥクストラグティエレスに空港を示すマークがあり、あきらめの悪い佐藤は「絶対に飛行機で行けるはず」と、飛行機での行き方を聞いて回る。だが、トゥクストラグティエレスのあるチアパス州出身の人でさえ「飛行機なんて無いよ！バスで12時間かけてメキシコシティまで来たんだ」という話に、ついにバスで行く決心をする……。