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2020年12月19日(土) 午前11時~
丹波布・備前焼 田舎ぐらしからうまれる“ものづくり”
イラズムス千尋さん・ジェイムスさん夫妻
丹波市春日町。連なる山々に囲まれ、田園風景が広がる自然豊かな山里です。そんな風景の中に立つ、一軒の古い民家。丹波に伝わる伝統織物、丹波布の作家、イラズムス千尋さんの工房です。
工房のお隣が自宅。イギリス出身のご主人・ジェイムスさんと2人の女の子との4人で生活、のんびり羨ましくなるような田舎ぐらしを続けています。実はモノづくりの先輩はジェイムスさん。岡山・備前で本格的に修行を積んだジェイムスさんの作品は備前焼の技法を用いながらどこかモダンな雰囲気を醸し出しています。千尋さんの工房の2階はギャラリーになっていて、ジェイムスさんの器・千尋さんの丹波布を使った小物、夫婦の作品が楽しめる空間になっています。
千尋さんは大学を卒業後、旅行会社に勤務。田舎暮らしともモノ作りとも無縁だったそうです。大阪で英会話教師をしていたジェイムスさんと出会い結婚したのが、転機になりました。ジェイムスさんが、備前焼の窯元で修行することになり、岡山へ移住。その後、ジェイムスさんが独立するにあたって、千尋さんの叔母が暮らしていた場所でもあった丹波へ。丹波布の技術の伝承を目的として建てられた丹波布伝承館で学び、その後2014年に丹波布作家として本格的に活動を始めました。
丹波市内に織り手仲間と開いたアンテナショップも運営している千尋さん。この秋は、村の地産である竹を使って糸を染め「丹波の空」をイメージした作品に挑みました。完成したのはグレーを基調にした落ち着いた色あいの丹波布。工芸フェアでお披露目したところ評判も上々。いつかは夫婦でイギリスでも活動したいと夢を語る2人でした。
概要 | 兵庫県の伝統的工芸品・丹波布の織り手。 |
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備考 | 作品やイベントなどの情報は 【ホームページ】 http://www.sankara-textile.com |
概要 | 丹波布作家・イラズムス千尋さんのご主人。イギリス出身・備前焼の陶芸家。 |
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備考 | 作品やイベントなどの情報は 【ホームページ】 http://www.jameserasmus.com |
概要 | 丹波布や丹波周辺地域の工芸品を紹介する店。 |
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住所 | 兵庫県丹波市柏原町柏原46 |
電話番号 | 0795-71-1683 |
営業時間 | 金・土・日・月 10:00~15:00 |
定休日 | 火・水・木 |
備考 | ホームページ https://kabura-tambanuno.com |
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