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「YAKIGASHIYA LUCCA」パティシエ 谷口朋美さん

20201212日(土) 午前11時

みんなに笑顔を届けるパティシエ

「YAKIGASHIYA LUCCA」パティシエ 谷口朋美さん

大阪府豊中市。にぎやかな商業施設が立ち並ぶ駅前の街角に毎日でも通いたくなるという季節の焼き菓子専門店があります。「YAKIGASHIYA LUCCA(焼き菓子屋ルッカ)」。小さな店内には、色とりどりの焼き菓子がずらり。メインとなるガラスケースに並ぶのは、その日、 1 番おいしいものを使ってアレンジするというタルトやマフィン等。何を作るかは、その日の素材次第になっているので、見てのお楽しみとなっています。

お菓子以外でも、午前中に売り切れ必至という人気商品がプルプルとした食感が病みつきになるというキッシュ。ある日の中身には、旬のさつまいもとカリフラワーにベーコン、ゴルゴンゾーラチーズが入っていました。1日でおよそ30種類ものお菓子を一人で作るという店主でパティシエールの谷口朋美さん。オーブンとともに朝から晩までフル稼働しています。

岐阜県で生まれ夢を叶えるため大阪の辻製菓専門学校へ入学した谷口さん。2年目にフランス校へ留学し、レストランでの研修も経験。帰国後は神戸・北野ホテルに就職、ザ・リッツ・カールトン大阪のメインダイニング「ラ・ベ」のデザート部門で3年。さらにアランデュカスが率いる「ル・コントワール・ド・ブノワ」で3年。名だたる名店を渡り歩きました。結婚し出産。産休・育休を経て、2012年店舗を持たずイベント出展のみで活動する「ルッカ」を設立。その後、豊中で飲食店を経営するオーナーから声を掛けられ、昼だけ営業する間借り店を開くことを決意。そして、今の形の焼き菓子専門店になりました。

そろそろクリスマスのシュトレンを作り始める時期。ラム酒に浸けたイチジク・レーズン・プルーン・クランベリーなどのフルーツとアーモンドを生地に練り込み、スパイスはカルダモンをメインにブレンド。今年はシュトレンと新作のフランス伝統菓子「ガトーバスク」を出すことに。地元・豊中産の希少な柑橘類を使い、LUCCAらしいガトーバスクを完成させました。

季節のフルーツをふんだんに盛り込んで美味しい焼き菓子を完成させる谷口さんに密着しました。

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YAKIGASHIYA LUCCA(焼き菓子屋ルッカ)
概要旬のフルーツや野菜を使った焼き菓子を楽しめる専門店。
住所大阪府豊中市本町1-2-46
営業時間10:00~18:00(火曜~土曜)
定休日毎週日曜・月曜
備考番組で紹介したガトーバスクは数量限定販売
売り切れ次第終了
※放送翌日12月13日(日)14日(月)は定休日

フェイスブック https://www.facebook.com/yakigashiyalucca/
インスタグラム https://www.instagram.com/yakigashiya_lucca/

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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奈佐貴之さん 「京都はんなりばなな」 京都府 亀岡

2025419日(土) 午前11時

皮ごと食べられるバナナ

奈佐貴之さん 「京都はんなりばなな」 京都府 亀岡

ビニールハウスの中はまるで亜熱帯のジャングルのよう。そこで栽培されているのは…
バナナ。実はこのバナナ、皮ごと食べられるんです。場所は京都の亀岡盆地。国内流通量が全体のわずか0.2%と、希少価値が高い国産バナナ。その中で唯一の京都産ということで、名付けて「京都はんなりばなな」。栽培しているのはバナナ農家の奈佐貴之さんです。

一般的なバナナより糖度が高く、皮が極薄。この薄さも、皮ごと食べられる秘密です。バナナ農家を初めて4年。多くの人に京都産のバナナを知ってもらうため、2023年に直営のジューススタンドをオープン。店頭に立つのは奈佐さんと、妻の理恵さんです。香り高く濃厚な皮ありバナナジュースや、栄養たっぷりのアサイーボウルが話題に。お客さんにも好評で順風満帆に見えますが、「今年は勝負の年」と奈佐さん。どうゆうことでしょうか。

外の気温が8度でも、ハウスの中は22度。与えるのは水と肥料のみです。徹底した温度管理に加え、重要なのが水やり。140株に対して、一回で3トンの水を使います。朝から始めて終わるのは夕方。大変な作業です。収穫したバナナは一本一本、丁寧に水洗いして、専用施設で黄色くなるまで追熟させます。

京都府出身の奈佐さんは、大学卒業後上京し、IT関係の会社に勤務。京都に帰郷して、2019年に理恵さんと結婚。転機になったのは、コロナ禍で様々な職業が影響を受けた中で、食べ物を生産する仕事はなくならないと考え、農業に注目。でも何故バナナだったのでしょう?

この日はバナナの配達で、京都の有名パティシエの元へ。オーナーの中塚さんは「リッツカールトン京都」などで腕を振るい、名だたるコンクールで受賞歴を持つパティシエ。素材にこだわったケーキが連日完売の人気店です。そんな中塚さんが「京都はんなりばなな」に目をつけた理由は?そして奈佐さんのバナナを使った新しいスイーツ、題して「幻のシュークリーム」とは?

「今年が勝負の年」という奈佐さんが向かったのは、嵐山にある超高級旅館「星のや京都」。料理長に試食してもらいます。すると…

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