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ヤニック・ラオプニュさん 大阪市西区立売堀 「ルイーズ」

202257日(土) 午前11時

日本の食材でフレンチを身近に

ヤニック・ラオプニュさん 大阪市西区立売堀 「ルイーズ」

大阪の木津市場に自ら足を運んで、厳選する季節の魚介や、特上の黒毛和牛に、近江八幡市の農園から仕入れる旬の野菜。
日本の食材の美味しさに魅せられたのは、アフリカ、カメルーン生まれのフランス料理シェフ、ヤニック・ラオプニュさんです。パリの三ツ星レストランで部門シェフを務めていた時、同じく部門シェフだった坂本充治さんに誘われて来日。2010年、西天満のフレンチ・レストランで4年間腕を振るいます。その後、一旦フランスに戻るのですが、日本の食材を料理した充実感が忘れられず、2019年、再び日本へ。一流ホテルや名店からの誘いを断って、オーナーソムリエの田中美希さんと二人で、『ルイーズ』をオープンさせました。

「僕は日本の食材が大好き。野菜も魚も、季節ごとに美味しいものがいっぱい。日本料理でみんなが知っているものを、フランス料理で使うと新しい発見があるし、フレンチをもっと身近に感じてもらえる」そしてその食材に、日本ではあまり見たことのないスパイスやハーブを合わせるのがヤニック流。その腕を証明するイベントが、リーガロイヤルホテルのレストラン『シャンボール』で行われました。1950年にパリで設立された国際的な美食協会の晩餐会で、ヤニックさんがシェフを務めたのです。この日、ヤニックさんが作った料理とは。そして美食協会の評価は?

そんなヤニックさんが、新型コロナの感染拡大を機に始めたこと。それは家族の「フレンチは敷居が高いし、小さな子供がいると行けない」という悩みを聞いて、お子様の日を作ることでした。さらに、淡路島の野外レストランでは、コロナ禍で影響を受けたシェフたちが集まって出店する『淡路シェフガーデン』にも参加することに。フランス料理の楽しさをたくさんの人に知ってもらおうと、イベントを開催、新メニューを開発します。さて、その料理とは?

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LOUISE ルイーズ
概要ヤニックシェフによる香り豊かなフランス料理が楽しめる店。
住所大阪市西区立売堀1-1-5
電話番号06-6534-7008
営業時間12:00~(ランチ)18:00~(ディナー)
定休日月曜(臨時休業あり)
備考ランチ 5,500円 「お子さまの日」コース 2,000円
「子どもの日」毎月第三日曜 ディナーコース 14,000円 20,000円

地下鉄「本町駅」徒歩3分

ホームページ
https://louise.jp
淡路シェフガーデン
概要淡路島の料理が楽しめる屋外型自然共存レストラン。
住所兵庫県淡路市岩屋2942-39
電話番号080-8177-4501
営業時間11:00~21:00
備考神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICから車で5分
大阪木津卸売市場
概要日本最大級の規模を誇る民間の地方卸売市場。
住所大阪市浪速区敷津東2-2-8
電話番号06-6631-1131
営業時間7:00~13:00(店舗により異なる)
定休日中央市場の休日に準ずる
備考地下鉄御堂筋線「大国町駅」徒歩3分

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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奈佐貴之さん 「京都はんなりばなな」 京都府 亀岡

2025419日(土) 午前11時

皮ごと食べられるバナナ

奈佐貴之さん 「京都はんなりばなな」 京都府 亀岡

ビニールハウスの中はまるで亜熱帯のジャングルのよう。そこで栽培されているのは…
バナナ。実はこのバナナ、皮ごと食べられるんです。場所は京都の亀岡盆地。国内流通量が全体のわずか0.2%と、希少価値が高い国産バナナ。その中で唯一の京都産ということで、名付けて「京都はんなりばなな」。栽培しているのはバナナ農家の奈佐貴之さんです。

一般的なバナナより糖度が高く、皮が極薄。この薄さも、皮ごと食べられる秘密です。バナナ農家を初めて4年。多くの人に京都産のバナナを知ってもらうため、2023年に直営のジューススタンドをオープン。店頭に立つのは奈佐さんと、妻の理恵さんです。香り高く濃厚な皮ありバナナジュースや、栄養たっぷりのアサイーボウルが話題に。お客さんにも好評で順風満帆に見えますが、「今年は勝負の年」と奈佐さん。どうゆうことでしょうか。

外の気温が8度でも、ハウスの中は22度。与えるのは水と肥料のみです。徹底した温度管理に加え、重要なのが水やり。140株に対して、一回で3トンの水を使います。朝から始めて終わるのは夕方。大変な作業です。収穫したバナナは一本一本、丁寧に水洗いして、専用施設で黄色くなるまで追熟させます。

京都府出身の奈佐さんは、大学卒業後上京し、IT関係の会社に勤務。京都に帰郷して、2019年に理恵さんと結婚。転機になったのは、コロナ禍で様々な職業が影響を受けた中で、食べ物を生産する仕事はなくならないと考え、農業に注目。でも何故バナナだったのでしょう?

この日はバナナの配達で、京都の有名パティシエの元へ。オーナーの中塚さんは「リッツカールトン京都」などで腕を振るい、名だたるコンクールで受賞歴を持つパティシエ。素材にこだわったケーキが連日完売の人気店です。そんな中塚さんが「京都はんなりばなな」に目をつけた理由は?そして奈佐さんのバナナを使った新しいスイーツ、題して「幻のシュークリーム」とは?

「今年が勝負の年」という奈佐さんが向かったのは、嵐山にある超高級旅館「星のや京都」。料理長に試食してもらいます。すると…

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