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井狩けいこさん 滋賀県蒲生郡日野町 「FARM KEI」

2023422日(土) 午前11時

料理人を魅了するジュエリートマト

井狩けいこさん 滋賀県蒲生郡日野町 「FARM KEI」

琵琶湖の南東部に位置する滋賀県蒲生郡日野町。ここにトマト農園『FARM KEI』
があります。オーナーの井狩けいこさんが育てるミニトマトは9種類。ジュエリートマトと呼ばれ、文字通り宝石のような輝き。30坪のハウスに、トマトの木が整然と並んでいます。美味しさの秘密は、鈴鹿山脈からのミネラル豊富な地下水。トマト嫌いの子供でも、ここのトマトなら食べてくれると評判で、農園のすぐ横の直売所は、リピーターで賑わいます。また、『FARM KEI』のトマトは、ホテルのレストランや料亭にも卸され、名だたる料理人に愛されています。

地元・日野で生まれ育った井狩さん。21歳から自動車の営業課で働き始めます。車好き、人好きな井狩さんは、トップ営業マンとして表彰されるまでに。そして次の夢を叶えるため、46歳で退社。次の夢とは、農業でした。

近隣のトマト農家に「味は良いのに形が悪くて出荷できない。なんとかならないか」と相談され、辿り着いたのがトマトジュース。日野の農業普及センターで加工技術を習い、
息子の嫁のなつきちゃんと、トマトジュースの製造を始めます。これが井狩さんのトマト農家としてのスタートでした。井狩さん自身は、生のトマトが大の苦手なのですが、仲間たちの助けもあって、美味しいトマトが育ちます。そして、なつきちゃんの発案で、トマトの品種別、色別に絞ったカラフルなトマトジュース「クレヨンのようなトマトジュース」がヒットします。

井狩さんは「もっと日野を知ってもらいたい」と、様々なイベントを企画します。直売所にはカフェを併設。子供たちのためにと、トマト狩りやピザ作り体験も。

そんな井狩さんにある依頼が。日野町にあるダリア園は、夏から秋にかけて100種1万本のダリアが咲き誇る他、3,000坪の敷地に季節の花を鑑賞することができます。運営する親戚が高齢のため、未来を井狩さんに託したいとお願いされたのです。オープンは4月。牡丹と芍薬が見頃を迎えるこのタイミングで、井狩さんは一大マルシェを企画していました。

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FARM KEI
概要ジュエリートマトを栽培、販売する農園です。
住所滋賀県蒲生郡日野町三十坪2158
電話番号090-5671-9645
営業時間午前10時~午後5時
定休日不定休
備考※ジュエリートマト狩り体験&ピザ作り体験(要予約)
1人 3,080円
電話もしくは「じゃらん」でネット申し込んでください。
じゃらん
https://www.jalan.net

※トマトジュースはFARM KEIの直売店とネットショップで販売しています。
FARM KEI ネットショップ
https://farmkeiwebshop.stores.jp

※生のジュエリートマトの一般販売は収穫状況によって変わります。直接お問い合わせください。

インスタグラム
https://www.instagram.com/farmkei/
ル・ハノン
概要地元のフルーツを使ったケーキ店です。
住所滋賀県草津市追分南6丁目2-20
電話番号077-564-6233
営業時間午前10時~午後7時
定休日火曜
備考3色トマトのチーズタルト 480円
※トマトの入荷状況によって売り切れる場合があります。

ホームページ
https://le-hanon.com
ホテルニューオウミ
概要中国料理「桂林」でジュエリートマトを使った料理を提供。
住所滋賀県近江八幡市鷹司町1481番地
電話番号0748-36-6666(代表)
営業時間中国料理「桂林」
ランチ 午前11時30分~午後3時(LO午後2時)
ディナー 午後5時30分~午後9時(LO午後8時)
定休日水曜
備考番組でご紹介したエビチリはコース料理の一部です。
単品のエビチリもございます。
詳細はホテルにお問い合わせ下さい。

ホームページ
https://www.newomi.co.jp
福ぱれマルシェ
概要日野町を盛り上げるために開催したマルシェです。
備考第2回は、2023年10月14日(土)、15日(日)に開催します。

インスタグラム
https://www.instagram.com/pukupale_marche/
日野ダリア園
概要春には牡丹や芍薬、秋にはダリアが咲く花園です。
住所滋賀県蒲生郡日野町鎌掛2198-1
電話番号0748-52-5651
営業時間春の開園期間 4月22日(土)~5月21日(日)
午前9時~午後4時(最終受付 午後3時)
備考入園料(日野ダリア園維持協力金)
中学生以上 1人 600円
小学生  1人 300円

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

2025621日(土) 午前11時

理想の家づくりプランナーの銭湯復活プロジェクト

坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

家を建てるとき、まずは不動産業者で土地を探し、銀行からお金を借りて土地を購入、それからどんな家を建てるか住宅会社に相談するのが一般的ですが、まったく違うやり方を推奨している家づくりプランナーがいます。坂口祐司さん、38歳。「まず、お客様がどんなライフスタイルを好むのか、家に何を求めているか、細かいことまで徹底的に聞き取り調査します。それが決まってから、予算を考慮しながら土地を探します」。

「お金をかければいい家ができるワケではない」と言う坂口さん。
住む人のライフスタイルに合わせた理想の暮らしをかなえる家づくりは施主と幾度となく打ち合わせをした結果生まれる個性を活かしたデザインと設計。

「新築した家に住んでみたら、理想と全然違っていた、ということって、よく聞くんです。それは土地から建築までをトータルで考えてくれるところが少ないからです。僕はそれを変えたくて、不動産事業と設計とデザインと施工が1社でできる会社を作りました」。
創業から10年。口コミで評判が広がり、忙しい日々を過ごしています。


そんな坂口さんに大きな転機が。創業80年以上という銭湯が土地付きで売りに出されたのです。取り壊して住宅に、という話もあったのですが、無くしてしまうのはもったいない。銭湯は地元のコミュニティだと考えた坂口さんは、友人たちや腕利きの職人達と連携して、銭湯復活プロジェクトを立ち上げました。

地元・京都の銭湯『明治湯』が閉店したのは4年前。坂口さんの「お風呂好き」建築チームはここを改装して新生『明司湯』として生まれ変わらせるため、さまざまなアイデアを出し合いました。ベテランの職人たちも銭湯改装は初めて…試行錯誤の連続です。
老若男女、地元の人も観光客も訪れやすい場所にしたい。それにはどんな銭湯にすればいいのか。ノスタルジーを残しつつ進化系に。最新式のサウナを完備。
さて、どんな銭湯となるのでしょうか。

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