バックナンバー
2023年6月3日(土) 午前11時~
茶源郷の農家民宿
齋藤哲治さん、篤子さん 京都府和束町 「篤庵」
京都のJR加茂駅。農家民宿『篤庵』の齋藤哲治さんが今日のお客さんを迎えに来ました。現れたのは、スイス人のご夫婦。齋藤さんはAI翻訳機を使ってコミュニケーションを取りつつ、車で宿までご案内します。まず見せたかった絶景は、急斜面の山に広がる一面の茶畑でした。思わず歓喜の声を上げる二人。その美しさから、「茶源郷」と称される京都府和束町。宇治茶の約4割を生産するお茶の町として、800年以上の歴史があります。そんな和束町の小高い丘の上に建つ民宿が、海外からの宿泊客が絶えないと話題の『篤庵』です。
宿を営むのは、移住してここに住む72歳のご夫婦、齋藤哲治さんと篤子さん。古民家を改築した宿で、1日1組限定、最大7人まで受け入れています。早速、和束のお茶でおもてなし。爽やかな香りとわずかな甘みを感じる美味しいお茶を味わってもらうには、ちょっとしたコツがあります。それは?
夕食は旬のタケノコを使った炊き込みご飯を中心に、日替わりのおかずと、太秦の専門店から取り寄せた豚バラのしゃぶしゃぶ。宿泊客から「幻の豚しゃぶ」と評判になっていて、勿論二人も大満足でした。
京都で工務店を営んできた齋藤夫妻ですが、偶然訪れた和束町の風景に惹かれて、17年前に移住。あるご縁から民泊を始め、2019年、民宿『篤庵』をスタートさせました。
新茶の季節を目前にした4月中旬。この日はオーストラリアから、7人家族がやって来ました。哲治さんはこの家族を、『篤庵』と提携する茶畑に連れて行き、子供たちに茶摘み体験をしてもらいました。摘んだ新芽は篤子さんが天ぷらに。さて、子供たちの反応は?
そして4月下旬。いよいよ和束町で新茶の初摘みが始まりました。1年で一番、町が活気付く時です。哲治さんもワクワク。しかし一方で和束町は、深刻な少子化と、若者の転出が止まりません。少しでも町を盛り上げたい齋藤さん夫婦は、あるイベントを考えていました。
概要 | 「茶源郷」と称される、京都府和束町にある農家民宿。移住してやってきた、斎藤夫婦が営む。1日1組、最大7名までを受け入れている。提携の茶園での農家体験や、旬の幸を使った料理が魅力。 |
---|---|
住所 | 京都府相楽郡和束町白栖中谷20番地 |
電話番号 | 080-3470-5530 |
備考 | 1泊2食付き 1名 16,500円 ※2名以上の料金(最大7名まで) 陶芸体験3,000円 ホームページ https://atsuan-wazuka.com/ |
概要 | 齋藤夫婦の移住仲間、ブロジェット夫婦が営む民宿。 |
---|---|
住所 | 京都府相楽郡和束町中古京37 |
電話番号 | 0774-46-9441 |
備考 | ホームページ https://blodgelodge.com/en/front-page/ |
概要 | 和束町内の方が、日替わりで店主を務めるカフェ。木曜は、ブロッジロッジのブロジェット夫婦がピザを提供。 |
---|---|
住所 | 京都府相楽郡和束町釜塚上切33 |
営業時間 | 曜日による 木曜 11:00~15:00/16:00~22:00 |
備考 | ピザ 1,100円~ ホームページ https://tsunagiba-cafe.space/ |
概要 | 京都・太秦にある豚肉専門店。篤庵名物の豚しゃぶのお肉を仕入れている。 |
---|---|
住所 | 京都市右京区太秦安井辻ノ内町12 |
電話番号 | 075-813-3899 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
定休日 | 日曜 |
各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。
バックナンバー