バックナンバー

本岡 遊さん 神戸・三宮 パティスリー「CÔNE(コーヌ)」

202371日(土) 午前11時

手軽にケーキを

本岡 遊さん 神戸・三宮 パティスリー「CÔNE(コーヌ)」

洋菓子の激戦区、神戸・三宮。メインストリートのフラワーロード沿いに去年7月、一軒のケーキ屋さんがオープンしました。パティスリー『CÔNE(コーヌ)』。店頭に並ぶのは、フランス伝統のレシピをアレンジしたケーキや焼き菓子。どれもクラシックなのに一味違うと、多くのファンが絶賛します。店内にはイートインスペースがあるのですが、何と椅子がありません。ケーキ店では珍しい、スタンディングスタイルのカフェなのです。

シェフパティシエとして店を仕切るのが、本岡遊さん。「ケーキ屋さんは、入るのにちょっと敷居が高いというか。椅子がないと気軽にケーキを楽しんでもらえると」。お客さんからも「パっと来てさっと帰れるからいい」と好評です。男性のお一人様も来店するなど、新たなファン層を獲得しています。

カジュアルな雰囲気のお店ですが、ケーキは本格派。フランスで学んだ味と技を巧みに使い、一見シンプルですが、中にクリームやムース、チョコなどが何層にも重ねられ、複雑な味わいを生み出しています。人気のロールケーキにも秘密が。放送で詳しく紹介しましたが、それはもう、垂涎のケーキたちです。そして店内にはコーヒースタンドが併設され、バリスタが淹れる本格コーヒーも人気です。その豆にも尋常ではない拘りが…

そんな本岡さんには、良き友であり、ライバルでもある、専門学校時代の同級生が二人います。苦楽園と岡本で店を営む大江さんと江原さんです。コンクールなどで賞を取った、二人の作るケーキもまたお見事。印象的なものをじっくりと見て、感じて下さい。

開店一周年を控えたパティスリー『CÔNE(コーヌ)』。その記念に新作を作ろう、と本岡さんは考えていました。ベースにするのは、本岡さん自身がコンクールで賞を取ったケーキ。そして試食をお願いするのは勿論、ライバルの大江さんと江原さん。さて、はたして二人の感想は?

  • 写真
  • 写真
  • 写真
  • 写真
CÔNE(コーヌ)
概要神戸三宮・フラワーロード沿いにある、本岡遊さんが営むスタンディング形式のパティスリー。
住所神戸市中央区八幡通4-2-10
電話番号078-891-8677
営業時間平日 11:00~20:00
土曜・日曜・祝日 11:00~19:00
定休日火曜
備考水曜はコーヒースタンドと焼き菓子のみ販売。(生菓子の販売は無し。)

インスタグラム
https://www.instagram.com/cone_patisserie_coffee_stand/
FRANK(フランク)
概要コーヌのコーヒーを監修している北島さんが営む、神戸・元町にあるコーヒー店。
住所神戸市中央区元町通3-3-2今川ビルディング2F・3F
営業時間10:00~23:00
定休日不定休
備考ホームページ
https://frank-company.jp
パティスリー パレットローヴ
概要本岡さんの専門学校時代の同級生 江原さんが営む、神戸・岡本にあるパティスリー。
住所神戸市東灘区本山北町3-6-10 1F
電話番号078-585-7428
営業時間11:00~18:00
定休日不定休
※ホームページ・SNSで随時ご案内。
備考ホームページ
https://www.paletrove.jp
REMERCOEUR(ルメルクール)
概要本岡さんの専門学校時代の同級生 大江さんが営む、西宮・苦楽園にあるパティスリー。
住所西宮市南越木岩町14-2
電話番号0798-71-4118
営業時間11:00~18:00
定休日火曜・水曜
備考ホームページ
https://www.remercoeur.com
平岡農園
概要本岡さんが新作に使うレモンを仕入れた、淡路島・洲本にある農園。
住所兵庫県洲本市宇山451
電話番号0799-22-2729
営業時間9:00~17:00
定休日不定休
備考ホームページ
https://www.hiraokanouen.com

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

バックナンバー

次回の放送

奈佐貴之さん 「京都はんなりばなな」 京都府 亀岡

2025419日(土) 午前11時

皮ごと食べられるバナナ

奈佐貴之さん 「京都はんなりばなな」 京都府 亀岡

ビニールハウスの中はまるで亜熱帯のジャングルのよう。そこで栽培されているのは…
バナナ。実はこのバナナ、皮ごと食べられるんです。場所は京都の亀岡盆地。国内流通量が全体のわずか0.2%と、希少価値が高い国産バナナ。その中で唯一の京都産ということで、名付けて「京都はんなりばなな」。栽培しているのはバナナ農家の奈佐貴之さんです。

一般的なバナナより糖度が高く、皮が極薄。この薄さも、皮ごと食べられる秘密です。バナナ農家を初めて4年。多くの人に京都産のバナナを知ってもらうため、2023年に直営のジューススタンドをオープン。店頭に立つのは奈佐さんと、妻の理恵さんです。香り高く濃厚な皮ありバナナジュースや、栄養たっぷりのアサイーボウルが話題に。お客さんにも好評で順風満帆に見えますが、「今年は勝負の年」と奈佐さん。どうゆうことでしょうか。

外の気温が8度でも、ハウスの中は22度。与えるのは水と肥料のみです。徹底した温度管理に加え、重要なのが水やり。140株に対して、一回で3トンの水を使います。朝から始めて終わるのは夕方。大変な作業です。収穫したバナナは一本一本、丁寧に水洗いして、専用施設で黄色くなるまで追熟させます。

京都府出身の奈佐さんは、大学卒業後上京し、IT関係の会社に勤務。京都に帰郷して、2019年に理恵さんと結婚。転機になったのは、コロナ禍で様々な職業が影響を受けた中で、食べ物を生産する仕事はなくならないと考え、農業に注目。でも何故バナナだったのでしょう?

この日はバナナの配達で、京都の有名パティシエの元へ。オーナーの中塚さんは「リッツカールトン京都」などで腕を振るい、名だたるコンクールで受賞歴を持つパティシエ。素材にこだわったケーキが連日完売の人気店です。そんな中塚さんが「京都はんなりばなな」に目をつけた理由は?そして奈佐さんのバナナを使った新しいスイーツ、題して「幻のシュークリーム」とは?

「今年が勝負の年」という奈佐さんが向かったのは、嵐山にある超高級旅館「星のや京都」。料理長に試食してもらいます。すると…

  • 写真
  • 写真
  • 写真
  • 写真

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

バックナンバー