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野口典朗さん 大阪・中津 「とんかつ乃ぐち」

2024120日(土) 午前11時

予約の取れない人気とんかつ店

野口典朗さん 大阪・中津 「とんかつ乃ぐち」

大阪・中津に、いま予約が取れないと話題のとんかつ店があります。昭和レトロなアパートの1階にある『とんかつ乃ぐち』。店主は野口典朗さん。奧さんの真由美さんと営む、カウンター5席の小さなお店です。予約サイトで翌月分の席が、3分で埋まってしまう人気の秘密は…とんかつをお寿司のように、一貫ずつ提供するのです。「とんかつは揚げたてが一番美味しいけど、時間が経つと美味しさが半減してしまう」。そこで、厳選した銘柄豚の様々な部位をコースにして一貫ずつ出すことで、揚げたての美味しさが最後まで続くスタイルを編み出したのです。

人気の秘密は、それだけではありません。具材の管理はもちろん、豚に隙間なくピッタリ張り付く衣や、パン粉の付け方、揚げ方や余熱の通し方など、徹底的にこだわります。そしてこのジューシーで柔らかい豚肉と、サクサク衣の一体感あるとんかつを、野口さんは「大阪とんかつ」と定義しています。

大阪生まれの野口さんは、高校卒業後、イタリア料理の道へ。やがてオーナーシェフとなり、お店でアルバイトしていた真由美さんと結婚。順風満帆と思われたところ、不運にもコロナ禍に突入。閉店を余儀なくされ、残ったのは1,500万円の借金でした。

しかし、もう一度自分の店で勝負することに。決断したのは、結婚した時にシングルマザーだった真由美さんの息子、尚(ひさし)さんの、ある言葉からでした。それにしてもイタリアン出身の野口さん、何故とんかつを?そこにはしっかりとした狙いがありました。

「大阪とんかつ」を広めたい野口さんの元に、スペインをテーマにした食イベントのオファーが舞い込みます。ピンチョスのコンテスト。競うのは6店舗。優勝を狙う野口さんは、仲間と共に、「大阪とんかつ」のオリジナル・ピンチョスで挑みます。はたしてその結果は?

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とんかつ 乃ぐち
概要野口典朗さんが営む、とんかつを一貫ずつ出すスタイルで人気のとんかつ店。
住所大阪市北区中津3-14-2 平家アパート102
営業時間昼 11:00・12:00・13:00(1時間入替制)
※2月から 11:00・12:15・13:30
夜 18:00・20:00(1時間半入替制)
定休日月曜 ※不定休あり
備考ホームページ
http://noguci.com

予約は毎月10日23時に翌月分の予約枠を受付。
豚かつ あもん
概要野口さんのイタリアン時代の元上司・宮本さんが営む、大阪・京橋にあるとんかつ店。
住所大阪市都島区片町2-11-20
電話番号06-6354-6250
営業時間昼 11:00~14:30(L.O.14:00)
夜 18:00~21:30(L.O.21:00)
定休日火曜 ※不定休あり
備考インスタグラム
https://www.instagram.com/tonkatsu.amon
とんかつ しゃぶしゃぶ 多むら
概要野口さんが開店をサポートをした、兵庫・芦屋にある、とんかつとしゃぶしゃぶのお店。
住所兵庫県芦屋市川西町7-3 芦屋川ビューハイツ1F
電話番号0797-78-6557
営業時間昼 11:00~14:00(L.O.13:30)
夜 18:00~21:00(L.O.20:30)
※夜営業は金曜・土曜・日曜のみ
※しゃぶしゃぶは夜のみ提供(要予約)
定休日月曜 ※不定休あり
備考インスタグラム
https://www.instagram.com/tonkatsu_tamura
とんかつ中村
概要「大阪とんかつの会」のメンバーの中村さんが営む、大阪・千林にあるとんかつ店。
住所大阪市旭区千林2丁目8-15
電話番号06-7164-4153
営業時間昼 11:00~15:00(L.O.14:30)
夜 17:30~21:00(L.O.20:00)
定休日月曜・木曜・月一回の不定休
備考インスタグラム
https://www.instagram.com/tonkatsu_nakamura
とんかつ康四郎
概要「大阪とんかつの会」のメンバーの川端さんが営む、大阪・南船場にあるとんかつ店。
住所大阪市中央区南船場2-10-24 2F
電話番号06-4307-6546
営業時間昼 11:00~14:30(L.O.13:30)
夜 18:30~一斉スタート
定休日月曜・日曜・不定休
備考インスタグラム
https://www.instagram.com/tonkatsu_koushirou

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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次回の放送

養安明朗さん・美緒さん、井上拓耶さん 『BUM』 千早赤阪村

2025531日(土) 午前11時

千早赤阪村のレストラン&ヘアサロン

養安明朗さん・美緒さん、井上拓耶さん 『BUM』 千早赤阪村

杉の木が鬱蒼と生い茂る千早赤阪村の山中。その山道の途中に、忽然と古民家レストランが現れます。不便な場所にも関わらず、連日お客さんが。「何回か道に迷ったけど景色が凄い」。店を立ち上げたのは、大阪市内から移住した若き店主たち。目指しているのは、手間を惜しまない暮らし。今回は都会を離れ、心の豊かさを追い求める店主たちに密着します。

千早赤阪村の山中に2021年にオープンした複合施設『BUM』。築およそ140年という古民家をカフェレストランに改装しました。オーナーの養安明朗さんと妻の美緒さんは、南インドの伝統的な料理を提供しています。カレーをメインにしたコース料理は、どれも本格的なスパイスを使用。地元の野菜もふんだんに使っています。「これはサンバルという豆と野菜のカレーです」。明朗さんたちは、こうした本場の味に出会うため南インドに渡航し、家庭や食堂で伝統料理を学んだそうです。他のメニューもスパイシーで実に美味しそう。

もともと大阪市内の同じ飲食店で働いていた明朗さんと美緒さん。結婚後に間借り営業で始めたスパイスカレー店が評判となりますが、コロナ禍で売り上げが激減。「生きることを見つめなおしたい」と、今の地に移転したのです。それに共鳴したのが、友人の美容師、井上拓耶さん。母屋の横でヘアサロンを開業。「いい働き方が出来てるなあと」と井上さん。
広い空間を利用してギャラリーも併設。定期的に様々な作家の展示会を開催しています。

4月上旬。『BUM』はある転機を迎えていました。3年前からカレー以外の料理を作るために加入していた調理スタッフのななおさんが、6月から海外に行くことが決まり、いったん『BUM』を離れることになったのです。そのため、自分たちだけで作る新メニューを考案することにしました。

新たなメニューに向けて、明朗さんたちは滋賀県長浜市で店で使う器を探します。また、和歌山県橋本市の農園では、旬の野菜を仕入れます。調理方法も見直すことに。「インド料理を少しはずして、自分たちの暮らしに寄り添ったモノを」。次々と新メニューが生まれていきます。そして、お世話になっている農家さんや友人たちを集めて、試食会が始まりました。
果たしてその反応は?

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