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松尾麻未さん 京都府 「THE DOG Salonトリミングワゴン京都本店」

202483日(土) 午前11時

犬と飼い主の幸せを願う出張トリマー

松尾麻未さん 京都府 「THE DOG Salonトリミングワゴン京都本店」

ワンちゃんに話しかける女性。彼女の職業は、カット、爪切りやシャンプー、歯磨きなど、犬の容姿を整えるスペシャリスト「トリマー」です。技術の高さもさることながら、彼女が注目される理由、それは…トリミング専用のワゴンカーです。このワゴンには水が入るタンクと排水タンク、発電機、シャワーの温度を上げるボイラーを装備。シャンプーからドライヤーまで、全ての作業が車内で出来てしまうのです。ワゴンカーの利便性を活かし、石川県・能登の被災地にも足を運びます。自らハンドルを握り、ワンちゃんと飼い主の幸せを願うトリマーの熱い日々に密着しました。

京都を拠点とし、「移動型トリマー」として依頼主の元へ向かうのは、トリマー歴13年目の松尾麻未さんです。シャンプー、ドライヤー、爪切りや耳掃除、カットなど、手際よく進めても、一頭に1時間半から2時間かかります。飼い主は大きな窓の外から、トリミングの様子を見ることができます。松尾さんはワンちゃんをリラックスさせるために、優しく語り掛け続けます。どんなワンちゃんにもなつかれる。これもまた、松尾さんに依頼がくる理由のひとつなのです。

松尾さんの、ワンちゃんへの溢れる愛。その原点は、最愛の父との別れにありました。松尾さんが高校に入学した頃、突然亡くなった父。悲嘆にくれる松尾さんに寄り添ってくれたのが、父が可愛がっていた愛犬レオくんでした。徐々に元気を取り戻した松尾さんは、ワンちゃんがさらに好きになり、「ワンちゃんに携わる仕事がしたい」と専門学校を卒業後、動物病院などでトリマーとして働きます。そして1年前、トリミングワゴンと出会いました。

この日、松尾さんは京都から約350キロ離れた場所に向かっていました。1月1日に起きた能登半島地震の被災地・珠洲市です。いまだ復旧のめどが立たないこの街で、松尾さんはトリミングのボランティアをしているのです。今年3回目の来訪。被災地の皆さんも、松尾さんの到着を心待ちにしていたようです。公民館の前にワゴンを止め、テキパキとトリミングを進めていきます。ところが、ここでトラブルが…

またある日、保護犬の施設に松尾さんの姿がありました。

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THE DOG 京都本店
概要移動型トリミングワゴンで自宅まで出張トリミング。
住所出張エリア 京都市内(その他エリア 要相談)
電話番号090-9333-7546
営業時間月曜~金曜・土曜・日曜・祝日 9:00~19:00(相談可)
備考小型犬:5,500円~
中型犬:6,500円~

メールアドレス
kyotohonten@thedog-wagon.jp
ピースワンコ・ジャパン 生駒譲渡センター
概要「殺処分ゼロ」へ!適切な医療・トレーニングを経て新しい飼い主へ譲渡。
住所奈良県生駒市北大和1-23-1 KS,CiTY北大和
電話番号0743-61-5658
営業時間11:00~17:00
定休日第三木曜
備考新しい飼い主:一律30,000円負担

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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吉田雅之さん 江美さん 『おはな結び』 和歌山県日高郡美浜町

2025329日(土) 午前11時

和歌山へ移住しおむすび&ベーグル店を営む夫婦

吉田雅之さん 江美さん 『おはな結び』 和歌山県日高郡美浜町

和歌山県御坊市に広がる美しい海岸線。その海沿いの道を西へ進むと、大きな看板があります。「ようこそカナダ移民のまち、アメリカ村へ」。現在400人ほどが暮らす小さな漁村、美浜町三尾地区。この町は明治時代を中心に、カナダに多くの移民を輩出し、サケ漁に従事。後に帰国しましたが、当時はカナダとアメリカの区別がつかなかったため、いつしかアメリカ村と呼ばれるようになったのです。

そんな三尾地区に去年3月、ある飲食店がオープンしました。空き家の民家をリノベーションした『おはな結び』です。おむすびとベーグルという、珍しい組み合わせのお店。大阪から移住した夫婦が営んでいます。おむすび担当は妻の吉田江美さん。ベーグルを作っているのは夫の雅之さんです。オープン当初は試行錯誤もありましたが、次第にその美味しさが評価され、人気店へ。食材はできる限り和歌山産に拘り、厳選したものを使っています。ところで二人は何故、おむすびとベーグルの店を始めたのでしょうか。

もともと会社員だった雅之さん。江美さんと大阪で暮らしていましたが、コロナ禍で実家のある和歌山への移住を考えるようになりました。ドライブを兼ねて移住先候補を探していると、たまたま美浜町へ。そこで見た夕日の美しさに、江美さんは心を打たれたといいます。美浜町は移住者の受け入れに前向きで、地元の方々の惜しみない支援も決め手となりました。移住して1年、ここでの暮らしはどうですか?

現在、三尾地区は人口が最盛期の四分の一になり、空き家が増加。少しでも地域の活性化に貢献したい二人は、役場の職員たちらと共に、ワークショップを開くことにしました。その当日、公民館に関係者や移住に興味を持つ人たちが集まります。専門家のレクチャーの後は、グループに分かれて街の視察。雅之さんはその案内役を務めます。一方、江美さんもイベントに協力し、『おはな結び』のランチを提供。参加した人たちの反応は。

手ごたえを感じた二人は、次のイベントに向けて、地元の特産品を使った、新作のおむすびとベーグルを作ることにします。

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