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LIFE~夢のカタチ~

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2010年 4月10日放送 | 矢印リストに戻る

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天然染料で挑む、戦国武将が愛した“赤”

染色家 青木正明さん

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今回は、東大医学部卒の草木染め職人、青木正明さんの“夢のカタチ”を紹介。
青木さんが戦国時代の“赤”の再現に挑んだ。

京都府中京区にある洋服店「手染メ屋」には、ナチュラルな風合いの様々な洋服が並んでいる。いずれも日本古来から伝わる草木染めで仕上げられたもの。ショップの隣には店主の青木さんが染色作業をする工房も。染色に使用する材料は、藍、茜、柿渋、柘榴など天然の素材ばかり。日々、染色の研究に忙しい青木さんだが、実は東京大学医学部出身というユニークな経歴の持ち主。

2002年、草木染めの魅力を伝える店「手染メ屋」をオープン。日々、草木染めの研究にいそしむ青木さんのこだわりは布地へも広がる。青木さんがずっと探していたという「吊編み機」は、木の梁にぶらさげられた編み機のことで、明治時代から昭和30年代頃まで活躍していた。だが、現在は、関西なら和歌山県の「カネキチ工業」にしか残っていない。「手染メ屋」の定番商品のTシャツは、これで編まれた吊天竺の素材で作られており、ふんわりとした風合いが特徴だ。

そんな青木さんの夢のひとつは、戦国武将、小早川秀秋が着ていた陣羽織の緋色“猩々緋”を現代に蘇らせること。戦国時代の武将が自らを奮い立たせようとする、強い思いの表れのような真っ赤な色。この色の思いを今の若者たちにも伝えたいという。

“猩々緋”の色は、ラックカイガラムシの巣で染めたと考えた青木さん。いよいよ染色に挑むが、なかなか思うような色が出ない。そこで、特別に許可を得て、博物館で本物の陣羽織と対面。
これを参考に戦国時代の“赤”に再度挑戦、幾度もの失敗を重ね、最後にたどり着いた色、それは…。

手染メ屋

紹介天然染料で染めあげる工房兼ショップ
住所京都市中京区麩屋町通夷川上る笹屋町456-2F
電話番号075-211-1498
営業時間11:00~19:00
定休日日曜・年末年始・お盆
参考料金
(税込)
色無地吊オーガニックTシャツ 7,245円~(大人用)
備考詳細はHPをご覧下さい。 http://www.tezomeya.com/

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