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2010年 5月22日放送 |
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新人イルカトレーナーの奮闘記
みさき公園 イルカトレーナー 奥永優花さん

大阪府の最南端にある岬町。ここにある「みさき公園」は、古くから親しまれるレジャースポット。一番人気のアトラクションは、シャイニースタジアムで繰り広げられるイルカショーだ。大勢の観客の前で、次々と大技を繰り広げるイルカたち。彼らと共に舞台を盛り上げるのが、イルカトレーナーだ。イルカとの信頼関係がなければ、決してできないトレーナー。奥永さんはそんなイルカトレーナーを目指して、福岡県からやってきた。
入社3年目。同期の仲間3人は去年、水中ショーデビューを果たしている。奥永さんは基礎的な技はほとんどできるが、水中ショーに不可欠な「リフト」ができない。「リフト」のサインでイルカは水中に潜り、トレーナーの手を鼻先で押し上げてジャンプ。宙を舞い、水中へと入ったトレーナーは、泡の外へ素早く移動し、足を延ばす。そのトレーナーの足をイルカが鼻で押し、プールを一周するのだ。しかし、奥永さんは泡から抜け出せず、何度も失敗を繰り返している。この状態が数ヶ月続いていたのだ。
4月下旬。ゴールデンウィークを間近に控え、水中ショーにデビューするためのオーディションが行われることになった。本番と同じ演目を、ミスすることなく演じ切れれば合格だが、奥永さんには「リフト」という大きな課題が残されていた。トレーナーの訓練は、イルカショーの合間に行われる。9名全員が交替しながらプールに入るため、1人の持ち時間は少ない。奥永さんは昼休みにもイメージトレーニングで猛特訓。その後、コンビを組むイルカ、セーラと共に練習。見事、泡から抜け出せたが、セーラの姿を完全に見失ってしまった。何度も繰り返し挑戦する奥永さんは、失敗を繰り返しながらも、少しずつコツをつかみ始めた。デビューの夢を叶えるため、休館日も返上して練習する奥永さん。
故郷を離れて3年。大阪へと旅立つときに、両親と「一人前になってから見に来て欲しい」と約束を交わした奥永さん。そのため、未だ両親は大阪に来ていない。奥永さんのデビューという夢を追った。
みさき公園 「シャイニースタジアム」 | |
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紹介 | イルカの水中ショーデビューを目指し奮闘する女性トレーナーに密着 |
住所 | 大阪府泉南郡岬町淡輪3990番地 |
電話番号 | 072-492-1005 |
営業時間 | 9:30~17:00 |
定休日 | 不定期 |
最寄り駅 | 南海本線「みさき公園」駅前 |
備考 | イルカショーの公演スケジュール ・平日11時~ 13時~ 14時~ ・土日祝11時~ 13時~ 14時~ 15時30分~ 詳細はHPをご覧下さい。 www.nankai.co.jp/misaki/ |