２分３０秒のなかでスピード感あふれるアクロバティックな技の数々を披露する競技、チアリーディング。その頂上大会「ジャパンカップ」が８月末に東京で行われた。出場チームのなかで、ひと際ダイナミックな演技を披露したのが、大阪を拠点とする男女混合の社会人チーム「ヴァイパーズ」だ。年齢もバラバラで、チアリーディング界では異色の存在として注目されるこのチームを作ったのは、元日本代表選手であり、チームのコーチを務める仲田健さん。今回は、「ヴァイパーズ」の一員であり、チーム最年少の女子高生、金原葵さんとメンバーたちが「ジャパンカップ」決勝進出のために猛練習する姿を追いながら、彼らの“夢のカタチ”を紹介。

今年、チームのレギュラーメンバーに選ばれた１６歳の女子高生、金原葵さん。今大会を前に、一人でトップの選手を支える重要な「ミドル」というポジションを任される。彼女がいかに力強く、そして美しくトップの選手をキャッチできるかが、ダイナミックな演技の成功のカギとあって、責任は重大。さらに、大会まで２週間を切ったところで、葵さんには新たな課題が与えられる。今回の演技の最大の見せ場になる重要なパートであり、これまた責任は重大。だが、社会人チームは全員での練習時間が限られており、完成度がなかなか上がらないのが現状だ。必死で技を練習するメンバーたち。だが、うまくいかず、もどかしい気持ちが涙となってあふれ出ることも・・・。

コーチである仲田さんは、石川遼選手をはじめ、数々のアスリートたちを支える名トレーナー。仕事で全国を飛び回るため、なかなか練習に参加できない。ようやく、大会前の最後の練習に駆けつけることができた仲田さん。だが、チームの演技を見た仲田さんは・・・。そして、猛暑のなかで猛練習に励む葵さんたちは・・・！

いよいよ、日本一を決める「ジャパンカップ」本番当日！今回は、昨年、叶わなかった決勝進出がチームの大きな目標となる。準決勝のステージでは、ヴァイパーズらしいダイナミックな演技を披露！はたして、結果は！？