今までの放送内容 詳細
2011年4月9日放送 |
リストに戻る

桜に魅せられた華道家
華道家 片桐功敦さん

花道みささぎ流は片桐さんで三代目の、創立からまだ100年に満たない若い流派。その神髄は、型にとらわれることなく、心の感じるままに生けることだという。伝統や格式に縛られず、自分だけの花を表現することを大切にしている。
多くの人に気軽に花を楽しんでほしいと、新聞の連載にも取り組む片桐さん。連載では、「特別な花でなく、野に咲く草花でも十分に生け花を楽しめる」という片桐さんがフィールドで集めた花を使い、生け花を披露している。また、華道の枠を超え、ジャンルの異なるアーティストとコラボし、展覧会も開催。その意欲的な作品を紹介した。
そんな片桐さんが、この春、滋賀県守山市にある佐川美術館で個展を開催。それは、様々な花を手にしてきた片桐さんにとって最も思い入れのある花、桜を使った生け花だ。桜に魅せられ、桜を生け続けてきた彼が集大成にしたいと意気込む作品で、高さ7メートル、幅4メートルもの巨大な桜の滝。片桐さんにとって、いまだかつてないほどの大作であり、構想に3年の歳月をかけた桜の生け花。そこには、あるメッセージが込められていた。
片桐さんがイメージするのは、しぶきを上げて勢いよく落ちる滝。水しぶきが花びらのしぶきに姿を変える桜の滝。その作業現場に密着し、流麗にして壮大な桜の滝の完成までを追いかけた。
花道みささぎ流本部 主水書房 |
|
---|---|
紹介 | 家元片桐功敦さんが生け花教室などを開催 |
住所 | 〒590-0041 大阪府堺市陵西通2-15 |
電話番号 | 072-227-7980 |
営業時間 | 午前9:00~午後6:00 |
定休日 | 不定休 |
備考 | 南海電車「堺東」より徒歩15分 |