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2011年4月23日放送 |
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「リヤカーマン」と呼ばれる冒険家
冒険家 永瀬忠志さん

大阪在住の“リヤカーマン”と呼ばれる冒険家、永瀬さんは、日本縦断を皮切りに、アフリカの砂漠や南米のジャングルなど世界中の過酷なルートに挑み続け、32年間で歩いた国は27カ国、地球一周を超える4万6000キロ以上を踏破した。資金が貯まれば、家族の許しを得たうえで冒険の旅へ・・・、という暮らしの永瀬さん。現在は府立成城高校の定時制で非常勤講師として溶接実習を受け持っている。
この春、永瀬さんは新たな旅に出発することに。今回のリヤカーは溶接実習の授業で生徒たちが作ってくれたもの。生徒たちの想いも一緒にリヤカーに乗せ、紀伊半島横断155キロの旅に挑むことに。実は、10年前にも同じルートを歩いており、今回は、当時、お世話になった人たちを訪ねて、改めてお礼を言おうと決めた再会の旅だったのだ。
3月中旬のある日、大阪を出発した永瀬さん。初日は大阪と奈良の県境にある二上山を目指す。旅に出るのは1年ぶりとあって、なまった体を慣らしながら進んでいく。夜はテントを張って野営。2日目は奈良県宇陀市を目指す。旅の道中は様々な人たちと出会い、お世話になった方とは写真を撮って、後日、お礼の手紙を添えて送るという。この旅でも、そんな出会いの数々が・・・。そして、この旅の第一の目的は、10年前の旅で体と一緒に心も温めてくれた優しい家族との再会。永瀬さんの感謝の旅に密着した。