今年の夏、ウィンブルドン選手権大会のジュニア部門で日本男子初となるベスト４に入り、ジュニア世界ランキング２８位となった１７歳のジュニアテニスプレーヤー、内田海智さん。躍動感あふれる力強いプレースタイルが多くのテニスファンを引きつけている。この秋、海智君は世界の強豪が大阪に集まり、火花を散らす「世界スーパージュニアテニス選手権大会」に挑んだ。今回は、大会にのぞむ海智君に密着取材。練習から試合までを追い、１７歳の青春をテニスに賭ける若きアスリートの“夢のカタチ”を映し出した。
海智君のホームグラウンドは大阪府交野市にある小さなテニススクール。彼がテニスをはじめたテニスコートで、今も、インストラクターで師匠でもある父と練習する日々。ウィンブルドンでの栄光も父との二人三脚があったからこそだ。１年の半分以上は遠征に出るなど、世界を舞台に活躍する海智君は、ジュニアナショナル選手に選ばれており、日本を代表する選手で結成されるナショナルチームの練習にも参加し、ハードなトレーニングをこなしている。
そんななか、日本最大のテニス大会である「楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス」に出場するトッププロの練習相手を依頼される。世界の一流選手を相手にプレーすることは、成長につながる、すばらしい経験だ。そんな海智君に世界を目指すきっかけを与えたのは、日本のテニス界を牽引する熱血男子の松岡修造氏。松岡さんが子供たちを対象にしたテニスの指導に参加したことがきっかけとなったのだ。海智君に注目し、期待を寄せる松岡氏が彼について語る。
そして、この秋、海智君は大きな大会に挑戦！トッププレーヤーの登竜門とされ、世界各国の一流の選手たちが熱い闘いを繰り広げる「世界スーパージュニアテニス選手権大会」だ。世界から集まったジュニアの一流選手６４名がトーナメント方式で戦い、優勝を狙う。世界ランキング１位の選手とも対戦した海智君の奮闘を紹介した。