この春、神戸発の新しいアクセサリーブランド「ラニ・クチュール」がデビューした。有名セレクトショップが参加するオーディションを勝ち抜き、ビッグチャンスをつかんだのは、アクセサリーデザイナーの土居真優子さん。今回は、土居さんの手によるアクセサリーの魅力を紹介しながら、デビューまでの慌ただしい日々を追った。
土居さんが同級生で親友の上田さんとともに昨年６月に立ちあげたアクセサリーブランド「ラニ・クチュール」。芦屋にあるアトリエから生まれるのは、ハワイのラニカイビーチをイメージした、ゴールドと天然石を使った遊び心のある上質な大人のアクセサリー。１つ１つが手作りで、手作業ならではの繊細さが魅力のひとつだ。
この春、「ラニ・クチュール」のデビューが決定！そのきっかけは、才能ある若手クリエーターを発掘するオーディションイベントの「ドラフト！」。有名セレクトショップのバイヤーたちが審査を行い、オファーを獲得すると、店頭デビューまでをサポートしてもらえるイベントで、これに挑戦した「ラニ・クチュール」は、有名セレクトショップでのデビューを、見事、勝ち取った。２５８組の応募の中から１８組が厳しい審査をパスしたが、「ラニ・クチュール」のアクセサリーに目をとめたのは、ニューヨークに本店をもつ、世界有数のスペシャリティ・ストアとして知られる「バーニーズニューヨーク」のバイヤー！「ラニ・クチュール」は、デザイナー自身が売り場に立つことを条件に、期間限定で神戸店への出店をオファーされる。
デビューまで１カ月を切った頃、「バーニーズ」からの注文に土居さんたちは奔走する。それは、ブランドを象徴するフープピアス「ラニ」を、お客さんの好みで天然石を組み合わせ、カスタマイズできるようにしてほしいという依頼だった。石の専門店を巡り、天然石を買いつける２人。その結果、カスタムメイドのピアスは天然石のバリエーションが大幅に増え、準備も万端！かと思いきや、デビューまで１週間となった最終打ち合わせで問題が発覚。２人は天然石のバリエーションを増やすことだけに気を取られ、ディスプレイやお客さんへのアピールについてまで考えていなかったのだ・・・。
番組では、デビュー前日まで慌ただしく準備に追われる土居さんたちのデビューまでを追った。