京都にアトリエを構える帽子デザイナーの大南友香理さん。大手百貨店やセレクトショップでも人気商品となっている大南さんの帽子はほとんどが手作りで、女性らしい様々な工夫が施されている。今回は、大南さんの帽子の魅力を紹介しながら、１０周年を迎えた彼女が、新作の展示会に向け、これまでにない帽子作りに挑む日々に密着した！
京都三条通りに面したファッションビル「Ｄｕｃｅ　ｍｉｘビルヂング」の４階に、手作り帽子のアトリエをもつ大南さん。このビルは“物づくり”をコンセプトにしたファッションビルで、４階のフロアでは様々なアーティストが創作活動を行い、作品を販売している。
大南さんが作り出す帽子は、エレガントかつカジュアルテイストで、品の良さのなかに遊び心を感じさせるデザイン。汚れやすい額にあたる部分には取り替え可能な布を縫い付けるなど、女性ならではの細やかな工夫も施され、幅広い世代に支持されている。種類によっては、そのほとんどを手作りするものもあり、アトリエにはセミオーダーのために訪れるファンの姿も。
ブランドを立ち上げてから今年で１０年を迎えた大南さんはアトリエで新作展示会を開くことを決定した。今回は、今までに使ったことのない生地を使い、新たな帽子作りにチャレンジ！新作のひとつには本体に新しい素材を使用。それは、クマザサの繊維を和紙に漉き込んだ新素材「ささ和紙」で、防臭・防菌効果やＵＶ効果も期待できる、まさに帽子に適した素材だ。さらに、「ささ和紙」の帽子をアートフラワーと初コラボレーション！大南さんと同じ「Ｄｕｃｅ　ｍｉｘビルヂング」の４階で作品を作るフラワーアーティストの大坂幸子さんとのコラボとなった。大南さんの帽子に大坂さんのアートフラワーをオプションとして付け、花はお客さんに選んでもらうというスタイル。番組では展示会に向け、帽子作りに奮闘する大南さんの姿を追った。手作り帽子とアートフラワーのコラボは成功するのか！？新作展示会の模様も紹介した。