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LIFE~夢のカタチ~

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2012年6月16日放送 | 矢印リストに戻る

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子供たちに天文学の魅力を!

西はりま天文台センター長 伊藤 洋一さん

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自然豊かな兵庫県佐用町にある「西はりま天文台」。今年4月、この天文台のセンター長に就任したのが伊藤洋一さんだ。一般の人でものぞくことができる望遠鏡として、日本最大の「なゆた」を有するこの天文台では、毎日のように観望会を開催。多くの人たちが、星を楽しむために訪れる。その来館者に宇宙の魅力を話す伊藤さん。子供の頃に見た土星に感動し天文学者になった彼は、センター長として多忙な日々を送る一方、「星の誕生」をテーマとした研究にも余念がない。今回は、世界一の公開天文台を目指す若き館長・伊藤さんが、金環日食など夢の天体ショーが続く中で、子供をはじめ多くの人たちに、宇宙の魅力を伝えようと奮闘する様子に密着した。
就任後、「なゆた」を積極的に活用すべく改革を始めた伊藤さん。深夜の天文台では、星からのメッセージを探し研究に没頭するスタッフの姿があった。また、研究成果を発表する会議も、定期的に開催されるように。そんな伊藤さんを、研究員たちはどう見ていたのだろうか?
そして迎えた5月20日。神戸港には豪華客船が停泊していた。実は、明日に控えた932年ぶりとなる世紀の天体ショー「金環日食」を観察しようと、この船には全国から400人が乗船。アドバイザー役として依頼を受けた伊藤さんもスタッフの一員として、率先して参加者とのコミュニケーションを図っていた。また、今回は西はりま天文台から“太陽”を専門に研究しているスタッフも参加。少しでも晴れ間を探すため、最適なコースを話し合う。いよいよ船は出港したものの、ある問題が発生。雨が降り出したのだ。が、早朝4時半。雨はやみ、遠くに雲の切れ間が現れた。船は移動を開始するが、一向に太陽は顔を出さない。誰もが諦めかけたその時…。
金環日食から2週間。さらなる天体ショー「金星の太陽面通過」がやって来た。伊藤さんは子供たちに天文の楽しさを伝えようと、あることを考えた。それは、中学生たちに、来館者への「金星の太陽面通過」の説明を任せるというもの。子供たちはインターネットで情報を収集し、伊藤さんから熱のこもったアドバイスを受ける。だが、彼が考えた企画はこれだけではなかった。100円ショップで買った老眼鏡や厚紙などで望遠鏡を手作りし、子供たちに太陽の前を横切る金星を見てもらおうというのだ。「子供たちに、手作りした望遠鏡で観測させてあげたい」と、彼らを見守る伊藤さん。果たして、結果は? 若き天文学者の型破りな情熱に迫った!
兵庫県立大学 天文科学センター 西はりま天文台
紹介 国内最大、一般公開用としては世界最大の大きさを誇る望遠鏡「なゆた」がある天文台。
住所 〒679-5313 兵庫県佐用郡佐用町西河内407-2
電話番号 0790-82-3886
営業時間 9:00~18:00 (夜間観望会もあり)
定休日 第2第4月曜日
備考 【ホームページ】http://www.nhao.jp/
JR 姫新線・智頭急行 佐用駅からタクシー15分

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