“醤油の郷”として知られ、４大産地の一つに数えられる小豆島には、現在、２０ほどの醤油蔵がある。そのすべてを知るのが、島内では“醤油ソムリエール”として知られるウェブ＆グラフィックデザイナーの黒島慶子さん。８年にわたり、醤油蔵に通い続け、ウェブサイトや様々な媒体で小豆島の醤油の魅力を発信している。今回は、黒島さんが故郷でもある小豆島の地場産業を未来につなげたいと願う活動や醤油への想いを紹介。さらに、島の高校生に向けた“醤油のワークショップ”に挑む姿を追った。
本業はウェブ＆グラフィックデザイナーの黒島さんだが、小豆島の醤油文化を発信し、未来につなげる活動も行っている。彼女のアイデアをヒントに島の人気宿が醤油を使った名物料理を誕生させたり、醤油屋と素麺屋を引き合わせ、商品開発のサポートをしたり。それができるのは、黒島さんが島の醤油蔵を知り尽くしているからに他ならない。そんな彼女が醤油に関わるようになったきっかけとは・・・？
実は、小豆島にある黒島さんの実家もかつては醤油蔵であり、お祖父さんは醤油職人だったとか。高校は島外に進学したが、醤油との出会いで変化した故郷への思いとは・・・。そんな黒島さんに、島内にある小豆島高校から講演依頼が舞い込んだ。島内の高校生を相手に講義をするのは黒島さんにとって初めての取り組みだった。「島の若い人たちに島の素晴らしさを伝えたい」と、講演では醤油のワークショップを行うことに！はたして、島の高校生たちの反応は・・・！？