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2012年11月10日放送 |
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「ミス伊勢志摩」に輝いた現役女子大生海女
現役海女 中川 静香さん

温暖な気候で風光明媚な伊勢志摩の豊饒の海では昔と変わらず今も海女の潜る姿を見ることができる。全国でおよそ2000人ともいわれる海女さんの4分の1が鳥羽市で漁を行っているが、なかでも、静香さんが生まれ育った相差町は数が多く、日本一の海女さんの町といわれている。そんななかで、静香さんは祖母と母も現役の海女さんという、日本唯一の親子三代海女さん家族。今から3年前に潜りはじめた静香さんは、海女歴55年以上の祖母と18年の母が海に挑むたくましい姿に憧れていたとか。偉大な大先輩に支えられ、若き海女として活躍している。
相差町は70軒ほどの民宿がひしめく町としても知られているが、そのほとんどは地元の海女さんや漁師さんが営む宿。静香さんの家も民宿を切り盛りしており、新鮮な魚介類を使った料理が大人気だ。海女さん以外にも、長女として民宿の仕事を手伝うほか、地元の大学の3年生として勉学にも励む静香さんの奮闘が評価され、9月には“ミス伊勢志摩”の栄冠に輝いた。この秋から1年間、各行事に参加したり、全国で伊勢志摩の魅力を伝えるPR活動に励む。町の伝統の海女漁を受け継ぎ、未来につなげようとする静香さんの熱い思いは町の人たちの夢でもあるのだ。
そんな静香さんが、伊勢神宮外宮で毎年行われる「外宮奉納」に参加することに!食材を奉納するため、相差のヒジキを使って初めての商品開発に挑んだ。相差のヒジキは全国的にも質が高いといわれながら、採れる量が限られているため、ほとんどが地元で消費されるだけだった。そんなヒジキを使って作った商品がふりかけと炊き込みごはんのもと。
試作を繰り返し、ようやく完成した商品を奉納し終えた静香さんは、休む間もなく、その後に開かれる「奉納市」でひじきの商品をお披露目した。
海女の宿 なか川 | |
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紹介 | ミス伊勢志摩現役女子大生海女の中川静香さんの実家。 新鮮な魚介類を出す民宿。 |
住所 | 三重県鳥羽市相差町480 |
電話番号 | 0599-33-6868 |
参考料金 | 1泊2食付き 8,400円~ |