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2013年3月16日放送 |
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日本の心、ダシの文化を伝えたい!
「靭鰹節店」 3代目 宮章雅さん

料亭や割烹をはじめ、様々な店からのオーダーを受けて、鰹節を納めている「靭鰹節店」。店のオーダーに合わせて、わずか0.03ミリのレベルで薄さを調節しながら、得意先の希望通りの薄さに削る。自ら刃研ぎを行うのは、削り方で香りがまったく異なるため、理想の香りを出すためだとか。まさに、料理人が刃物にこだわるのと同じ。そんな宮さんの職人技に迫った。
和食においてダシは料理の要になるものであり、そのもとになる鰹節はとても重要な役割を果たす。関西の和食の名店の味を支える「靭鰹節店」。創業は昭和28年に宮さんの祖父が立ち上げ、現在は母と姉の家族3人で切り盛りしている。
鹿児島の指宿には、店の鰹節のほとんどを仕入れている、伯父が営む鰹節の工場がある。工場を訪れ、取引先の細かな注文を伝える宮さん。一本の鰹節ができるまでには3~4カ月もかかるとか。そんな鰹節作りの工程を紹介した。
一般家庭にダシの良さを知ってもらいたいと、以前は卸専門だった店で小売も開始。そんな宮さんが美味しいダシの取り方を紹介した。
ダシの良さを広めるため、ダシパックの開発にも取り組む宮さん。5年前に開発したが、その第2弾の開発に挑んだ!今回は、昆布とかつおを一つにした、合わせダシのとれる、これまでにないダシパックを作りたいという。だが、通常は昆布のあとに鰹節を入れるのがセオリーであり、同時に入れるということは、プロにはありえないとか。試行錯誤を重ね、ダシパック作りに奮闘する宮さんを追った。
靱鰹節店 | |
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紹介 | 大阪・靱本町で鰹節店を営む3代目がかつおのだし文化を守ろうと奮闘。今回は昆布とかつおぶしを1つにしただしパック作りに密着 |
住所 | 大阪市西区靭本町1丁目16番6号 |
電話番号 | 06-6443-9841 |
定休日 | 水曜日、日曜日、祝日 |
参考料金 | かつおのだしパック 420円 花削りパック 525円 |
備考 | 今回、宮さんが挑戦した昆布とかつおのだしパックについてはまだ販売に至っておりません |
このは | |
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紹介 | 主人公、宮さんがかつおぶしを納めている日本料理店。ご主人とは料理やだし文化について語り合う仲。 |
住所 | 大阪市西区土佐堀1-1-14 RIO土佐堀1F |
電話番号 | 06-6445-0058 |
営業時間 | 17:30~22:00 昼は予約のみ |
定休日 | 日曜日、祝日 |
参考料金 | 季節のおまかせコース料理 8,400円 |
こんぶ土居 | |
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紹介 | 主人公、宮さんがだしパック作りで昆布の相談に訪れたお店。大阪・空堀商店街で4代続く老舗の昆布店。 |
住所 | 大阪市中央区谷町7丁目6番38号 |
電話番号 | 06-6761-3914 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 日曜日、祝日(年始・夏季一週間) |