大阪駅にほど近い堂山の繁華街の路地の奥にある、完全予約制の小さなスイーツショップ「雪ノ下」は予約殺到の人気店。落ち着いた空間でいただくのは、店のオーナー、末廣薫さんの手による絶品パンケーキとこだわりのかき氷だ。兎我野町にオープンした２号店の「雪ノ下工房」も、開店と同時にスイーツ好きの女性客たちで埋まってしまう。今回は、スイーツショップ「雪ノ下」のオーナー、末廣薫さんのパンケーキとかき氷作りへのこだわりを紹介した。
もともとは、一年中、かき氷が食べられる店をオープンしようと考えていた薫さん。かき氷の味には自信があったとか。さらに、その他のメニューをと考え、パンケーキに注目。美味しいモノが作れる自信がつき、メニューに加えたという。
研究に研究を重ねて生み出された薫さんならではのかき氷とパンケーキ。なかでも、かき氷に使うフルーツは、月に一度、静岡まで出向いて仕入れるほどのこだわりよう。同行するのは、もうすぐ結婚するダンスの講師、パートナーの近藤正文さんだ。近藤さんと薫さんは、２人で試食し、納得したものしか店には出さないという。毎月、静岡まで３泊４日の食材探しの旅に出かける２人。本当に美味しいものだけを仕入れるという２人の食材探しの旅に密着した。
パートナーとの結婚を控えた薫さんは、結婚披露パーティーでのサプライズを企画。店のスタッフや夫、常連客に、感謝の気持ちを込めた新作のパンケーキをサプライズでプレゼントしようというのだ。密かに進行する新作づくり。新たな門出を迎え、新作づくりに奮闘する薫さんの姿を追った。