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LIFE~夢のカタチ~

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2013年11月9日放送 | 矢印リストに戻る

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沖縄の伝統を守りながら独自の世界を布に染める紅型作家!!

「工房チリントゥ」 紅型作家 戸谷真子さん

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沖縄の琉球王朝から花開いた琉球紅型。独特の色使いと華やかなデザインが特徴の染色法であり、紅型で染められた着物は王族などのごく限られた人にしか着用を許されなかったという。その伝統の技を学び、大阪の豊中市で紅型工房を構えるのが、紅型作家の戸谷真子さん。今回は、伝統の染色法を守りつつ、独自の世界観を表現する戸谷さんの作品を紹介。新作作りの中で壁にぶつかった戸谷さんが、沖縄の師匠と再会し、原点を見つめ直し、これまでにない新作を完成させる!
大阪に工房を構え、作品を制作する戸谷さん。オリジナリティーあふれるデザインで独自の感性を表現する彼女の作品は、伝統とモダン、そして、愛らしさが融合しており、幅広い層の女性たちに支持されている。着物や帯をはじめ、バッグやポーチなど、作品も多彩に展開。そして、定期的に紅型教室を開催し、すべての工程をレクチャーしている。
紅型は日本を代表する型染めのひとつで、デザインから染め上げまで一貫して一人で行う。その工程は地道な手仕事の連続だ。琉球紅型の染め技法を紹介しながら、伝統技法にこだわり、デザインで個性を出していく戸谷さんの作品の魅力を紹介した。
戸谷さんが琉球紅型の道を進むきっかけになったのは、大学生の時。偶然、紅型の存在を知り、沖縄を訪ねた戸谷さんは、数百年の歴史を誇る紅型の家元「知念びんがた工房」で、2年にわたり、修業する。その後、京都の美大で染色を学び、卒業後に工房を開いて作家活動をスタートさせた。それからずっと、自分らしさを追い求め、作品作りをしてきた戸谷さん。しかし、彼女の前に大きな壁が立ちはだかる。
もう一度、原点に立ち返ろうと、沖縄を訪れた戸谷さん。紅型を発展させた首里城のほか、人間国宝の作品に触れ、懐かしい「知念びんがた工房」へ。ここは、琉球紅型の発展と復興に尽力した御三家のひとつで、現在の宗家は16代目。沖縄を代表する紅型作家のひとりで、戸谷さんの師匠でもある。
師匠の教え、琉球の心、そして、紅型の原点に再びふれた戸谷さんは、大阪の工房に戻り、今までにない新しい柄を作りそれを手に、再び沖縄の師匠を訪問した。
工房チリントゥ
紹介 戸谷真子さんの工房・体験教室も実施
住所 大阪府豊中市東寺内町8-15 グリーンヴィラ千里205号室
電話番号 090-9935-2705
定休日 不定休
備考 <ホームページ>
http://tirinto.com

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