１枚の紙を細やかに切り進め、それを開くと立体的なバラや羽が突然、現れる。従来の切り絵のイメージを覆す驚きの手法と作品の繊細な美しさで多くの人たちを魅了するのが、切り絵作家のＳｏｕＭａさん。今回は、ＳｏｕＭａさんが切り描く独創的な切り絵の魅力を紹介し、彼女が挑む“照明と切り絵のコラボレーション”に密着した。
ＳｏｕＭａさんの活動拠点は島根県松江市。小学生の頃から切り絵を始めたＳｏｕＭａさんは、美術やデザイン関係の学校ではなく、普通の大学を卒業し、仕事をしながら、趣味で切り絵制作を続けていたとか。友人の紹介で作品が注目されたことにより、イベントなどで作品を発表しはじめ、各方面からオファーを受けるようになる。現在は、切り絵作家として多岐にわたる活動を展開。
そんな彼女の作品を見られるのが、大阪のアメリカ村にあるお店。思わず見入ってしまうほど繊細で立体的な作品は１枚の紙からできており、すべてつながっているのも驚きだ。オーダーを受けて作った様々な作品もある。
切り絵の枠にとどまらない創作活動を行っているＳｏｕＭａさんは、大阪の日本橋にある家具専門店「マルキン家具」で、実演も交えたコラボイベントを行うことが決定。今回は、照明と切り絵をコラボレーションした作品作りに挑んだ。