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2015年10月17日放送 |
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京提灯の新たな世界を切り拓く若き職人兄弟
「小菱屋忠兵衛」小嶋 俊さん・諒さん

京都を彩る提灯の工房「小嶋商店」は、代々、「南座」の提灯を作ってきた江戸寛政年間創業の老舗。京都産の真竹や淡竹を使い、伝統工芸を今に伝える工房では、10代目の兄弟が2人でひとつの提灯を製作している。兄の俊さんは竹割りを担当、弟の諒さんが紙張りを担当。竹を割り、“ひご”を作るところからすべての工程を手作りで行う提灯工房は、今では数少なくなってしまったとか。しかし、竹割りから手作業をすることで、どんな形のオーダーにも応えることができるのだという。また、紙張りの技法は京都独自の“地張り式”で、一般的な提灯製法に比べ、時間と手間暇がかかり、大量生産はできない。京都で生まれた製法ながら、現在は数社が受け継ぐのみになってしまったという。
京都ならではの製法を若くして習得した小嶋兄弟。そんな2人が2013年、提灯の技術を使った照明の可能性を追求するあかりのブランド「小菱屋忠兵衛」を設立した。提灯を応用したカラフルでかわいいLEDのテーブルランプ「ちび丸」を開発し、評判を呼んでいる。彼らが新しいあかりのブランドを立ち上げた「小菱屋忠兵衛」の活躍も紹介。伝統の技術と新しい発想を生かした様々な作品を取り上げた。
そんな2人に新たな依頼が舞い込んだ。それは、京都にオープンする新たなスポットで、ギャラリーや雑貨店、バーがクロスオーバーしたカルチャースペースの照明プロデュース。一つの作品ではなく、場所をプロデュースするという新たな挑戦に悪戦苦闘する2人。そんな小嶋兄弟の奮闘を追った!
小嶋商店(小菱屋忠兵衛) | |
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紹介 | 京都・地張り式の提灯専門店 |
住所 | 京都市東山区今熊野椥ノ森町11-24 |
電話番号 | 075-561-3546 番組内で紹介した番号に誤りがありました。 正しくはこちらです。申し訳ありません。 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 日曜 祝日 |
備考 | 「東福寺」駅より北へ徒歩10分 |
瑠万(りゅばん) | |
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紹介 | 雑貨販売・カフェ・ギャラリースペース、小菱屋忠兵衛の新作提灯の納品先 |
住所 | 京都市中京区押小路通麩屋町東入橘町616 |
電話番号 | 075-708-2072 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 不定休 |