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2015年11月7日放送 | リストに戻る
素朴な草花に魅せられた華道 家元
華道未生流 華道家 和田 甫さん
山や野に生える山野草を使った素朴で愛らしい生け花で注目を集める人気の華道家が大阪にいる。27歳という若さで華道未生流の家元を襲名した華道家、和田甫さん。山野草と出会い、本当の花の美しさを知ることができたという和田さんを開眼させたのは屋久島の自然だった。今回は、自然に近づく生け花を追求する和田さんが、秋の作品作りのために屋久島の森に分け入り、その魅力を語った。
オフィスビルが建ち並ぶ大阪のビジネス街、高麗橋に生け花の流派のひとつ、華道未生流の会館がある。江戸時代後期に始まった華道の流派で、現在は大阪を中心に9つの教室を開催。家元の和田さん自ら生徒さんに生け花を教えている。
先人から伝えられてきた伝統ある生け花の流儀を、家元として多くの人たちに伝えている和田さん。そんな彼が華道家としてたどり着いたのは、素朴な美しさを持つ山野草を使った生け花の世界だった。和田さんの山野草を使った作品作りを紹介。
山野草の生け花は国内だけでなく、ロンドンやパリでも披露され、高い評価を受けている。だが、きれいに見せたいという我欲を捨てて生ける生け花の境地にはまだ到達していないという和田さん。これを「然り」と表現する。
10年前、屋久島で山野草と出会い、心に変化が訪れた和田さん。それ以来、山野草との出会いを求め、毎年、必ず屋久島を訪れている。今年の「華道未生流展」では、原点回帰として屋久島の山野草だけで生けることを決めた和田さん。新作作りのため、再び屋久島の森へ向かった。
屋久島では九州最高峰の宮之浦岳を目指し、島の自然と触れ合い、様々な山野草や動物と出会う。なかでも、真っ白なヤクシマウメバチソウは和田さんが一番好きな屋久島の山野草。「厳しさと優しさの両面を持っている、屋久島の自然そのもの」と、その魅力を語る。
さらに、登山を終えた和田さんは、以前から交流のある工芸職人の工房へ。この道47年という中島さんが作品に使っているのは、現在は伐採が禁じられている屋久杉の“土埋木”で、江戸時代に伐採された切り株だ。新作のため、土埋木で花器を作ってほしいと依頼する和田さん。さらに、屋久島総合自然公園で屋久島の山野草を仕入れる。そんな和田さんがどうしても生けたい山野草がある。
屋久島の中島さんから花器が届き、いよいよ屋久島の山野草だけを使った新たな作品に挑戦。
和田さんの新作が生まれるまでを追った。
華道未生流(かどうみしょうりゅう) | |
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紹介 | 和田さんが家元を務める華道の流派 |
住所 | 大阪市中央区高麗橋2−5−15 |
電話番号 | 06−6231−1881 |
営業時間 | 10:00〜18:00 |
参考 | 教室情報など詳細はホームページまで <ホームページ>http://www.ikebana.co.jp |
石田精華園 | |
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紹介 | 和田さんが山野草を仕入れた園芸店 |
住所 | 京都市西京区大原野石見町331 |
電話番号 | 075−384−2888 |
営業時間 | 来店は10:00〜18:00 |
定休日 | 無休 |
参考 | 詳細はホームぺージまで <ホームページ>http://www.ishidaseikaen.com/webshop |
備考 | インターネットでも販売しています |
杉の舎(や) 仙人村 | |
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紹介 | 和田さんが屋久杉の土埋木の花器の製作をお願いした工房&ギャラリー |
住所 | 鹿児島県屋久島町宮之浦2567−2 |
電話番号 | 0997−42−1006 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 不定休 |
参考 | 詳細はホームページまで <ホームページ>http://suginoyas.com/ |
備考 | 宿泊施設、和のコテージ「仙の家」を併設。 屋久島空港近くにも「杉の舎本店」がある |
屋久島総合自然公園 | |
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紹介 | 和田さんが屋久島の山野草を仕入れた公園 |
住所 | 鹿児島県屋久島町宮之浦2077−37 |
電話番号 | 0997−42−2727 |
営業時間 | 8:30〜17:00 |
定休日 | 無休 ※12月29日〜1月3日は休み |
伴 園芸 | |
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紹介 | 和田さんがヤクシマウメバチソウを仕入れた園芸店 |
住所 | 兵庫県篠山市今田町休場6番地 |
電話番号 | 079−597−3133 |
営業時間 | 8:00〜17:00 |
定休日 | 無休 |