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2016年11月12日放送 |
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手づくりビールで大阪の飲食店に革命を起こすビール職人!!
ブリューパブ『テタールヴァレ』オーナー
ビール職人 松尾弘寿さん

大阪の谷町にある「テタールヴァレ」は、“ブリューパブ”と呼ばれる、小さな醸造所を併設したパブ。店内で作る自家製ビールは“クラフトビール”といわれるが、そのクラフトビールのお披露目イベントが、去る9月24日に行われた。それまでは、松尾さんが他社の工場で作ったビールを出していたが、この度、店内での酒類製造が認められ、免許の交付を受けた。この日、初めて店の工房でつくったクラフトビールがふるまわれた。
店内でビールをつくるため、店の構造はとてもユニークな造り。客席から見えるガラス張りの醸造室で作られたビールは店内を貫く大きな柱を通り、ビールサーバーへ到着するという、他ではなかなか見られない面白い仕組みだ。なかでも、柱の内側にビールを流す管が通っているのが松尾さんのこだわりで、なんと、これは自作のシステム。これにより、店内で作られたビールは一度も空気に触れることなく、そのままの美味しさでグラスに注がれる。
松尾さんが店内でつくるビールレシピはおよそ200種類。それを、「白」「黒」「琥珀」の3種類にカテゴライズしてお店では出している。そんな松尾さんのビールづくりを紹介。さらに、お店で結婚式のパーティーをするカップルのためにオーダーメイドのビールをつくるなど、クラフトビールの可能性を広げている。
松尾さんが自家製にこだわる理由は、世界中にクラフトビールと料理を楽しむ“ブリューパブ”があり、社交場として街に根づいている一方、日本にはまだそのスタイルが定着していないこと。ビールが大好きな日本人にクラフトビールの美味しさをもっと知ってほしいという思いから、自ら“ブリューパブ”をオープンした。「テタールヴァレ」でも、ビールだけでなく、フレンチのシェフがビールに合う料理を提供している。
かつては、東京でフレンチレストランの料理人として働いていた松尾さん。その頃、クラフトビールと出会い、次第に自分でつくりたいと考えるようになったという。大阪に戻ったものの、なかなかクラフトビールづくりを教えてもらえる場所がなく、唯一、受け入れてくれたのが、高槻市にある酒造メーカーの「國乃長」だった。500年の伝統をもつ老舗の酒蔵であり、地ビールづくりも行っている。ビールづくりを教えてくれた師匠の富田さんは、夏はビールの工場長、冬は杜氏をこなす酒造りのプロフェッショナル。松尾さんは富田さんのもとで修業し、2年でビールづくりを習得した。そこで、3種類のクラフトビールを師匠に飲んでもらう。
そんな松尾さんがフルーツを使ったビールづくりに挑戦!料理に使う野菜を仕入れている野菜ソムリエの店と協力し、大胆なチャレンジに挑む松尾さんに密着した。
ブリューパブ テタールヴァレ | |
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紹介 | ビール職人・松尾さんが今年4月にオープンさせたビアレストラン、9月からは店内の工場にてビール作りをスタート新鮮なクラフトビールが楽しめます。 |
住所 | 大阪市中央区大手通1-1-2 アトランティス21ビル1F |
電話番号 | 06-6809-5229 |
営業時間 | Lunch 11:00~14:00 Cafe 14:00~17:00 Dinner 17:00~23:00 |
定休日 | 日曜 |
備考 | お店ホームページ https://www.facebook.com/brewpubtv/?fref=ts |
メッカ | |
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紹介 | 松尾さんのクラフトビール仲間・水口さんがオーナーの店。世界のクラフトビールと焼き鳥が立ち飲みスタイルで楽しめる。 |
住所 | 大阪市淀川区十三東3-25-4 |
電話番号 | 06-7182-2954 |
営業時間 | 18:00~翌3:00 |
定休日 | 月曜 |
寿酒造 | |
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紹介 | 松尾さんが修業した酒造メーカー。大阪でいち早くクラフトビールを手掛けたことで知られる。 |
住所 | 大阪府高槻市富田町三丁目26-12 |
電話番号 | 072-696-0003 |
野菜ソムリエの店「のら」千里中央店 | |
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紹介 | 松尾さんが野菜の仕入れを行う店。美味しく珍しい野菜や果物が揃う。 |
住所 | 大阪府豊中市新千里東町1-3-117 せんちゅうパル 1階 フードコーナー内 |
電話番号 | 06-6872-9800 |
営業時間 | 10:00~21:00 |
定休日 | 1/1のみ |