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2016年12月10日放送 |
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浪速割烹を伝承する若き料理人!
『莉玖』店主 山口 吏さん

「莉玖」での料理の楽しみ方は、アラカルトを中心にいただく昔ながらの浪速割烹スタイルで、料理人と客が話をしながら料理を決めていく。その日の食材を客の好みに応じて調理するように心がけているという山口さん。そのため、アラカルトで用意する料理はおよそ90種類。高級魚からジビエ、珍しい食材など、その日の仕入れでメニューが変わり、日々、様々な料理を生み出している。
料理で一番こだわっているのは、和食の命ともいえる出汁。もともとはイタリアンのシェフを目指していたが、調理師学校の授業で和食の出汁の美味しさに感動し、和食に路線変更。そして、浪速割烹の名店「作一」での8年間にわたる修行を経て、2年前に自分の店をオープンした。
そんな山口さんが刺激を受けているのが、調理師学校時代の同級生。本町でイタリアンのオーナーシェフをしている塩野さんだ。同じような時期に店長になり、同じような時期に独立した2人はライバル的存在。互いに刺激し合い、インスピレーションを与えあっている。
様々なこだわりのある山口さんだが、野菜にもこだわり、広島県で有機栽培を行う農場から仕入れている。今回、初めて広島県の寺岡有機農場を訪問。畑の土は赤土で、根菜類作りに適した土だといわれている。ここで作られたごぼうの味に感動したという山口さんは、まず、ごぼう畑を見学。新たに作り始めた野菜があると、寺岡さんが山口さんに紹介したのは、亀戸大根と京紅人参。亀戸大根は江戸の伝統野菜のひとつで、幻の大根ともいわれているという。京紅人参は西洋人参と東洋系の金時人参を掛け合わせて作られたもの。そんな野菜の栽培現場を見学し、刺激を受けた山口さんは寺岡さんから「亀戸大根と京紅人参を使った料理を作ってほしい」と、依頼された。
農場で初めて知った亀戸大根と京紅人参。どちらも使ったことはないが、寺岡さんが驚くような料理を作りたいと、早速、試作をスタートさせる。奮闘しながらも素材の特徴をつかみ、料理を完成させた山口さん。そして、出来上がった料理を寺岡さんが食べるまでを追った!
京町堀 莉玖(りきゅう) | |
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紹介 | 山口さんが営む、京町堀にある浪速割烹店 |
住所 | 大阪市西区京町堀1-7-12京町堀パートナーズビル1F |
電話番号 | 06-6450-8301 |
営業時間 | 昼12:00~13:30(L.O.) 夜17:00~22:30(L.O.) ※昼は予約制(前日まで) |
定休日 | 月曜・火曜の昼営業 |
参考 | 詳細はフェイスブックページまで |
オステリア・アル・コラッロ | |
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紹介 | 山口さんの友人、塩野さんが営むイタリア料理店 |
住所 | 大阪市中央区久太郎町4-2-5中甚ビル1F |
電話番号 | 06-6210-3314 |
営業時間 | 昼11:30~13:30(L.O.) 夜18:00~22:00(L.O.) |
定休日 | 日曜・月曜の昼営業 |
参考 | 詳細はフェイスブックページまで |
寺岡有機農場 | |
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紹介 | 山口さんの仕入先である有機野菜を育てている農場 |
住所 | 広島県世羅郡世羅町大字加茂10144-136 |
電話番号 | 0847-27-1733 |
参考 | 詳細はホームページまで http://teraoka-organicfarm.com/ |