12月21日(日)| 12月8日(月)| 7月1日(火)|

関西の賞レースを総ナメにしてきたコンビがついにM−1制覇!

優勝は決勝初出場のダークホース・NON STYLEに決定!!
記者会見

8回目となった今年は、史上最高となる4489組がエントリー。約4ヶ月の予選を勝ち抜き、本日開催された決勝戦に残ったのは、ダイアン 笑い飯 モンスターエンジン ナイツ U字工事 ザ・パンチ NON STYLE キングコングの8組。さらに、58組が出場した敗者復活戦(大井競馬場にて本日正午より開催)で勝ち上がったオードリーを加えた全9組が、決勝戦で熾烈な戦いを展開した。

序盤から600点を超すコンビが続出するハイレベルな展開となった最終決戦に残ったのは、ナイツ、NON STYLE、そして敗者復活戦から勝ち上がったオードリーの3組。去年のサンドウィッチマン同様、敗者復活組のオードリーが1位でファーストラウンドを通過するという展開となった!ナイツに対し、審査員の松本人志は「4分間にどんだけボケを入れてんねん!最終決戦でもう一度ネタを見たいと思った」と絶賛。NON STYLEと関西の番組で共演する上沼恵美子は「フリートークはあんなに面白くないのに(笑)」と言いながらも彼らの漫才の腕を評価、島田紳助も「衝撃だった」と拍手を送った。敗者復活から勝ちあがったオードリーは、ネタ中に起きたミスも笑いに変え、勢いそのままで高得点を記録。大竹まことも「こんな漫才は見たことがない。噛んでおもしろいってどういうこと!?」と驚きを隠せない様子だった。

最終決戦は、ナイツ、NON STYLE、オードリーの順番で行なわれ、結果はNON STYLEが5票を獲得し、見事優勝した!これまで関西での賞レースを総なめにし、関西では大活躍。今年の春そのすべてを捨て東京進出したが、東京では知名度も仕事もなかった。今回の決勝3組に残ったときには、東京や大阪で活躍するキングコング、ダイアンら事務所の同期が「がんばれ」と背中を押してくれたという。優勝決定の瞬間には石田明は「ありがとうございます」と男泣き。「漫才やってきてよかった」と感動の言葉を述べた。相方の井上裕介は「僕も泣きたい気持ちなんですけどね(笑)」と石田の男泣きに苦笑い。優勝賞金1000万円を手にし、「これからはフリートークも勉強しないと」と忙しくなることが確実な来年へ向け、決意を新たにした。なお、2位はオードリーに決定。惜しくも2年連続の敗者復活戦からの王者誕生とはならなかった。

会見では紳助が「今年は無名のファイナリストが多くて、クオリティが落ちているのではないかと心配していた。でも、実際はそんなことはなくて、昔と比べてもレベルが高い! 競技人口が多くなるとレベルも上がるんですね」と大会全体を総括。優勝したNON STYLEに関しては「正直、ファーストラウンドを見てすごいと思った。最終決戦が始まる前に、紙に“NON STYLE”って書いて『スベるなよ!!』と願掛けしたんですよ。まわりの同期が人気が出ていく中で、8年間モチベーションを保ったのはすごい。新しいスターが生まれてよかった!」と讃えた。これまで東京ではほぼ無名だったが、この先はテレビで彼らの姿を見る日が格段に増えるだろう。8代目王者・NON STYLEが2009年にどんな活躍を見せるのか、期待がかかる!

M-1グランプリ2008決勝結果 は最終決戦の投票

順位 コンビ名 総合
得点
1 NON STYLE 94 93 95 90 91 90 91 644
2 オードリー 89 95 92 92 91 92 98 649
3 ナイツ 89 93 95 91 89 89 94 640
4 笑い飯 95 89 95 91 91 88 88 637
5 U字工事 91 85 93 90 84 88 92 623
6 ダイアン 89 85 90 90 86 86 93 619
7 モンスターエンジン 91 83 85 88 89 88 90 614
8 キングコング 88 86 90 89 86 87 86 612
9 ザ・パンチ 87 80 88 85 83 83 85 591

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