12月20日(日)| 12月7日(月)| 7月13日(月)|

史上最多4629組の頂点に輝いたのは決勝初進出のパンクブーブー!

チュートリアル以来の完全優勝を達成!!
記者会見

開催9年目となった今年は、史上最高となる4629組がエントリー。約4ヶ月の予選を勝ち抜き、決勝進出を決めたのはナイツ、南海キャンディーズ、東京ダイナマイト、ハリセンボン、笑い飯、ハライチ、モンスターエンジン、パンクブーブーの8組。さらに59組が出場した敗者復活戦から見事勝ち上がり、再び決勝の舞台にやってきた昨年の覇者・NON STYLEを加えた全9組が、決勝戦で熾烈な戦いを展開した。

審査員の松本人志が「まだ会場の空気がなんとなくふわっとしている」と指摘するほど、ファイナリストたちの緊張が伝わってくる滑り出しの決勝戦。そんな空気を打ち破ったのは笑い飯だった!5番目という例年にない好位置での登場も追い風となり、668点という最高得点を出す。しかも大会委員長の島田紳助からはなんと史上初の100点満点をもらうという快挙も成し遂げた!オール巨人も「お客さんがボケ、ツッコミが変わるのを待っている」と笑い飯ならではの“Wボケ”スタイルを讃えた。また、初の決勝進出コンビであるパンクブーブーもその実力を存分に発揮。会場を笑いの渦に巻き込み、笑い飯に次ぐ暫定2位につける。オール巨人はパンクブーブーに対しても「ネタもフレーズも面白い。苦労してネタを作っている感じがする」と絶賛した。そして敗者復活から勝ち上がってきた昨年のチャンピオン・NON STYLEが王者のプライドをかけた漫才を披露し、見事3位に食い込んだ。昨年NON STYLEを「フリートークはあんなに面白くないのに(笑)」と批評した上沼恵美子は「グランプリの貫禄を感じた」とディフェンディングチャンピオンの実力を評価しながらも「でもやっぱりフリートークはダメね(笑)」とお約束の辛口も。島田紳助もNON STYLEの漫才を高く評価。だが「ラスト1分がよくなかった。完璧だったら94点つけていた」と、得点を90点にとどめた理由を語った。

最終決戦はNON STYLE、パンクブーブー、笑い飯の順番で行なわれ、なんと決勝初進出のパンクブーブーが2006年のチュートリアル以来となる史上2組目の完全優勝を果たした!2001年の結成以来、M−1には毎年出場するものの、常に結果は準決勝止まり。“9度目の正直”で念願の決勝進出を決めたのだった。最終決戦で漫才を披露したあとは「やれることはやった」と充実感に満ちた表情を見せたふたりだったが、優勝決定の瞬間には「全然意味がわかんないです…」とぼう然。決勝進出者発表の際には長時間泣き続け、相方の佐藤哲夫に引かれたという黒瀬純も泣くことを忘れてしまった様子だった。

会見では紳助が「最終決戦はパンクブーブーがダントツでよかった。体操で言うなら“ノーミス”。黒瀬は古臭い芸人みたいでいい。審査員もみんな納得の勝利でしたよ」と完全勝利したパンクブーブーを絶賛。「笑い飯もよかったんですけどね。1本目の“鳥人”ネタは面白かった!僕と松本は笑い飯に優勝して欲しかったんですよ。でもやっぱりあいつら最後の最後にスベりよった(笑)」と惜しくも悲願の優勝とはならなかった笑い飯への思いも語った。
9度目の出場にしてついにM−1を制覇したパンクブーブーは「まだまったく実感がわかない。これから起こるいろいろなことへの恐怖のほうが勝ってます。テレビに出てフリートークなどでスベるのが怖い(笑)」(佐藤)「今年はM−1とガッツリ向き合った1年だった。まだ全然実感ないけど、これから頑張っていこうと思う」(黒瀬)と、まだ優勝した実感が持てないながらも今の心境を語った。これまでテレビで見かけることはめったになかったパンクブーブー。だがこの先はテレビで彼らの姿を見る日が格段に増えるだろう。9代目王者・パンクブーブーが2010年にどんな活躍を見せるのか、期待がかかる!

M-1グランプリ2009決勝結果 は最終決戦の投票

順位 コンビ名 総合
得点
1 パンクブーブー 94 93 98 88 90 91 97 651
2 笑い飯 100 95 98 92 93 92 98 668
3 NON STYLE 90 92 98 89 87 90 95 641
4 ナイツ 91 85 93 88 90 91 96 634
5 ハライチ 90 88 91 86 89 89 95 628
6 東京ダイナマイト 85 88 90 85 86 90 90 614
7 モンスターエンジン 89 83 90 85 87 89 87 610
8 南海キャンディーズ 85 83 90 89 84 88 88 607
9 ハリセンボン 82 80 87 87 85 85 89 595

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