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アイコン 2017年7月30日(日)放送

日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家。そこにはどんな人がどんな理由で暮らしているのか、その実態を徹底調査しながら、そこにいる人の驚きの人生に迫る新企画『ポツンと一軒家』がスタート! 今週は“ポツンと一軒家”を二軒訪ね、そこでの暮らしぶりから、目からウロコの発見や気づきを学んでいく。
「人生で大事なことはポツンと一軒家から学んだ」

中山克己さん

一軒目は、埼玉県大里郡寄居町。衛星写真で見てみると、寄居町の市街地の北にある山の中にポツンと一軒家が確認できる。鈴木浩介は「インターネット関係の仕事をあえて田舎でしているのでは?」と推察するが…。
市街地から一軒家の方向へ向かうと登山道が。付近にいた郵便配達員でも「この先の家にはいったことがないです」と足を踏み入れたことがないのだとか。登山道を進み、一軒家へと向かうと、そこにいたのは中山克己さん(65)。中山さんは、スタッフを迎え入れるなり、竹を切り出してコップにし、そこへ珈琲を注ぐと、「話は珈琲を飲んでからにしましょう」とニッコリ。殺菌効果のある竹の樹液と混ざった珈琲にはほのかな甘さがあり、中山さんによれば「お腹の殺菌効果」にも期待できるのだとか。
そんな“竹ウンチク”に花を咲かせる中山さんの職業は竹炭職人。お手製のドラム缶を用いた釜で竹炭を作っているのだが、中山さんは20年ほど前のある出来事をきっかけに竹炭職人になり独学で竹炭づくりを身につけたのだという。かつては都心で出版社のカメラマンとして働いていたという中山さんは「都会で暮らしていては分からないままだったが、今の暮らしだからこそ発見できたことや、気づけたことがたくさんあるんです」と目を輝かせていた…。果たして、中山さんの人生を一変させて竹炭職人へと導いた出来事とは!? そこには深い人間ドラマがあった。

村松信子さん

『ポツンと一軒家』がある場所は長野県下伊那郡天龍村。衛星写真で確認すると、人里から離れた山の中にポツンと家が! 一見、敷地も広そうで所ジョージは「充実した生活をしていそう」と、衛星写真の様子だけで既に羨ましがるほど。果たして、そこにはどんな人が暮らしているのか? 番組スタッフがその家を訪ねていく。
天龍村は静岡県と愛知県に挟まれた信州の最南端に位置する山間部、天竜川が流れる自然豊かなのどかな村だ。しかし市街地から一転して山道へと入ると、険しい獣道が! 山道を抜けると、意外にも最近建てられたような新しい平屋の一軒家が姿を表した。そこで暮らしていたのは、村松信子さん(90)。この日はたまたま息子さんが訪ねてきていたが、普段は信子さんひとりで暮らしているのだという。信子さんはこの地に嫁いでおよそ70年。それまで住んでいた2階建ての家が火事で焼けてしまい、今の新しい平屋へと建て替えた。90歳になった今でも、早朝から畑仕事をし、育てたこんにゃく芋を売ることで生計を立てているのだとか。畑仕事を終えた午後は、離れにある土蔵で過ごす。信子さんは「夏場でも26度以上になることがないから涼しいんですよ」と快適そうだった。
果たして、信子さんが山奥の一軒家での生活から学んだ人生で大事なこととは?
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